大学生インターンから見たユースセンター➁
2022/2/4 17:42
インターンの佐藤です。大学で主に心理学を学んでいます。
また、教育関係にも興味があり、子ども達と関わりたいという思いから、インターンをさせていただいています。
盛岡ユースセンターでインターンとして働かせていただくようになってから約半年が過ぎました。
この半年間で、フリースクールに対する印象はもちろん、自分自身についても変化しているように感じます。
まずユースセンターに来て驚いたことは、穏やかな雰囲気でありながら、生徒さん達が活発であることです。
小さなことから、こちらがハッと驚くようなことまで「やりたい」「やってみたい」を言い、挑戦しています。
これが日常的に行われているのはすごいことだと思います。生徒さん達は、自分の意思でユースセンターに通い、様々なことを自分で決定して、挑戦しているのだなと感じます。
また、生徒さん達は、それぞれの好きなことや物についていきいきと話してくれます。自分の好きなことを「好き」と言えることは、とてもかっこいいことだと思います。
私自身、高校時代までは自分の好きなことについて、周りにあまり話さず、隠しながら暮らしていました。
しかし、生徒さん達と関わっていくうちに、ユースセンター以外の場所でも、私自身が好きなことを話す機会が増え、楽しく過ごすことができています。
生徒さんたちとの関わりが、自分に良い影響を与えているように感じます。生徒さん達が活発であり、さまざまなことに挑戦できているのは、環境も1つの要因となり得ると思います。
盛岡ユースセンターの先生方は、何でも受け止めてくれるような温かい雰囲気であり、生徒さん達や私たちインターンを含めたスタッフのことも見守ってくれたり、導いてくれます。
現状として、フリースクールが周知されているとはいえないのではないかと思います。私自身も「フリースクールって何?」と聞かれることが少なくありません。
そのように聞かれたとき、以前であれば「学校へ行けない子達が行くところ」と答えていました。
しかし、今は「強い意思を持った子達が行くところ」と答えると思います。
フリースクールの現状と一般的なイメージには差があるように感じます。
さらに、費用面の問題などフリースクールへ通うまでには様々な壁が立ちはだかるのではないでしょうか。
不登校数の増加が問題とされている中で、フリースクールへ通う子達が未だ少ない現状から、安心して過ごせる場所が無く、悩む人々は多いのだと思います。
子ども達にとって、安心して過ごせる場所が増えたり、子ども達がのびのびと過ごせる場所に出会える機会が多くなればいいなと思います。
← 活動報告一覧へ戻る