いじめ認知活動について、うきわネットワークができること
2021/8/19 00:49
2019年度の文科省調査
この調査結果からは、いじめの認知件数は全体として増加傾向にあり、積極的に認知を進めていこうという学校の取り組みの効果が見て取れます。
一方で、一件もいじめを認知しなかった学校が16.3%あり、学校によって取り組みの進み方に差があることが懸念されます。
学校別で調査結果を見ていくと、小中学校では8割以上の学校がいじめを認知しているのに対して、高等学校では64.1%(小計)、特別支援学校では45.5%(小計)と若干低めの結果となっています。(下表ピンク部)
また国公立校に比べると私立校の方がいじめを認知した学校の割合が、どの学校種類でも低い傾向となっています。(下表青部)
「いじめを認知していない」=「いじめが存在しない」であれば良いのですが、そうではなく見過ごされてしまっているいじめがあるかもしれません。そこには悩んでいる子ども達がいるかも。。。
うきわネットワークができること
うきわネットワークは学校の種類によらず報告を受け付けていますので、学校の取り組みの行き渡らないところを補う役割を担えると考えています。
学校、教育委員会、相談機関、うきわネットワーク、、、いじめに悩む子ども達に多様なサポートの選択肢を提供し、いじめを重大事案化させない。そのような環境を作っていくことが、私たちの目指すいじめによる自殺ゼロの社会につながると考えています。
参照資料①:上グラフ
令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20201204-mxtsyoto02-0000112352-1.pdf
参照資料②:下表
令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導状の諸課題に関する調査結果について
https://www.mext.go.jp/content/20201015-mextjidou02-10000275301.pdf
← 活動報告一覧へ戻る