お友だちの存在の大きさ
2021/7/8 13:05
こんにちは。はじめまして。なかよし教室の反町です。
なかよし教室にはじめて来たときは大学生でしたので、いつの間にか10年近くの月日が経ってしまいました(笑)
まだまだ子どもたちの勢いには負けずに頑張っています! なかよし教室でのエピソードを少し、皆さんにお話しできたらと思います。
私がなかよし教室で出会った、Aくんの話です。
Aくんは、なかよし教室に来たばかりのとき、みんなで何かをする、ということが苦手でした。 活動が始まる時になると、廊下へ逃げてしまったり、トイレに閉じこもってしまったり、取り乱してしまって、参加が難しいことも多かったため、私たちもどうしたら参加できるだろうか、と悩んでいる時期がありました。
しばらく経ったある日のこと。
いつものように活動がはじまる雰囲気を感じると、逃げだすAくん。
そんなとき、いざ始まる、というタイミングで、同級生のBくんが「やるよ」とAくんに声を掛けに行ってくれたことがありました。すると、トイレの中からすっと出てきて、みんなと一緒に最後まで参加することができたのです。はじめてのことだったので、このときはビックリしたのと、嬉しいのとでニヤニヤが止まりませんでした。
Aくんは以前から、Bくんのやっていることを真似したり、移動のときにBくんのうしろをついていっていたり、Bくんを頼りにしている様子がありました。 頼りにしているBくんが呼びに来てくれて、“Bくんとなら、できるかもしれない”、Aくんはそう感じたのだと思います。そして、Bくんも自分の呼びかけで、Aくんと一緒に活動に参加できたことが誇らしそうでもありました。「お友だち」の存在の大きさを私自身が実感した場面のひとつです。
“やってみよう”の気持ちが生まれることは、子どもたちにとって、とても大きな成長だなと感じます。私自身も子どもたちから教えてもらうこと、学ぶことの連続です。
これからも、子どもたちと一緒に私自身も成長していきたいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
← 活動報告一覧へ戻る