【はじめての生検・呼吸器がとれました(きかちゃん日記)】
2022/6/14 12:51
みなさま、大変ご心配をおかけしております。
そして、たくさんの応援をありがとうございます。心より感謝申し上げます。
現地時間6月3日に移植後はじめての生検(心臓の組織を一部採って動きを調べる)などの検査が行われました。
拒否反応はなく、動きは徐々によくなってきているとの嬉しいお話を聞くことができました。
そして、6月5日に呼吸器がとれました。これはとても大きなステップです。
長い間たくさんの薬を使って痛みを抑え、沈静させていたため、せん妄と呼ばれる意識障害に苦しんでいます。
今はその薬をゆっくりと身体から抜いていく治療が並行して行われています。
呼吸器がなくなった事で、褥瘡防止のリハビリから、座ったり、手足を使って遊ぶようなリハビリに移行しています。ほんの数分ですが、本人にとっては気分転換になっているようです。終わるとすぐに寝てしまいます。
呼吸補助の為、「タッピング」と言って、座った状態で背中や胸をトントンと叩いてもらう処置があるのですが、朦朧とする意識の中「イタイ」と言いました。声にならない声ですが、術後はじめて話せた言葉です。
呼吸器が外れて1週間経った今では、「オナカスイタ」とお腹をさするジェスチャーをして見せたり、かすれた声でお兄ちゃんの名前を言ったり、1日のうち少しの時間ですが、意識が戻ることがあります。
せん妄に苦しむ中、些細ですが、そういった幸せな時間をやりがいにして過ごしています。
次のステップは、身体を補助する薬を少なくして、一般病棟へ移る事です。
ゆっくりですが、一つ一つその準備を進めています。
これからもみなさまの応援と、笑顔と共に付き添います。
感謝を込めて。
木花母
(写真は久しぶりに大好きなクリームの香りをかいで喜んでいるところ。)
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