続報公開&取材の裏話
2021/6/29 11:33
こんにちは、Tansa編集長の渡辺です。
シリーズ「ミャンマー見殺し」の続報を公開しました。ぜひお読みください。
巨大工業団地ティラワ/日本ミャンマー協会会長の「剛腕」
記事はこちら:https://tansajp.org/investigativejournal/8341/
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今回の記事を公開した際のメルマガに掲載された内容を、特別に掲載します。
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沖縄・読谷村の村長を6期務めた山内徳信さんに、取材でお会いしたことがあります。山内さんは村の7割を占めた米軍基地を半分に減らしたことで知られています。基地の中に役場を置いてみたり、なかなかあってくれない米軍司令官をトイレで待ち伏せしたり。たとえ巨大な米軍相手でも怯まず闘い続けた人です。
山内さんは取材の最中、「ところで渡辺さんは何年生まれですか」と聞いてきました。私が「1974年生まれです」と答えると、「あー、あの時の赤ちゃんが」といって満面の笑みを浮かべました。
その場では何のことかよく分かりませんでしたが、1974年は山内さんが読谷村の村長に就任した年だと後で気づきました。沖縄戦では子どもたちも犠牲になりました。子どもたちにあのような犠牲を二度と強いてはならないという信念で、村長になったんだと思います。「あの時の赤ちゃんが」といった時の笑顔は、「無事に育ってよかったね」という気持ちの表れだったんと感じ、胸を打たれました。
ミャンマー国軍による虐殺では、子どもが犠牲になっています。現地の市民が撮影した子どもの遺体の写真もあります。
国軍とパイプを築きティラワ開発を進めてきた日本ミャンマー協会の渡邉秀央会長はこの状況をどう思っているのでしょうか。取材に応じようとしませんが、Tansaは追い続けます。
渡邉会長に従ってティラワに進出した日本企業の一つ、トヨタは本日、以下のような回答をしてきました。国軍を利するティラワでのビジネスについて、見解を求める9項目の質問状に対してです。「世界のトヨタ」は、進出先の国で「幸せを量産する」ことに貢献したいそうです。
渡辺編集長様
いつもお世話になっております。
ご質問に以下の通り回答いたします。
個々のご質問に対し、
一括での回答になりますことを
ご理解いただけますようお願い申し上げます。
(回答)
トヨタはビジネスを行う全ての国・地域において「地域の皆さまから愛され、頼りにされる、
その町いちばんの会社になりたい」との想いに基づき、様々なステークホルダーの皆さま
と共に、各国の関連法規や社内ルールの遵守を前提に人権尊重に配慮した事業活動
を行っています。これからも、世界中でモビリティを通じて安全で環境に優しい社会を
実現し、地域の皆さまの「幸せを量産」することに貢献したいと考えております。
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