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シリア難民の子ども達に夢が持てる環境を!コロナ禍でも途切れない教育を届けるために【150名のパートナー会員】を募集します。

寄付先

NPO法人 Piece of Syria

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Piece of Syria

支援者数

75人

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    152,458円

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    75人

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  • 開始日

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現地パートナーがお答えします!【子ども達は、どんな授業が好きですか?】

2021/6/24 12:16

現地パートナーがお答えします!【子ども達は、どんな授業が好きですか?】のメインビジュアル

Piece of Syria トルコ事業説明会「どこからも支援が届かない場所に教育を」でいただいた、【トルコの補習校について】の質問にお答えします!


【回答者】

・ウサマ:トルコの補習校支援をしているNGO教育プロジェクトマネージャー

・中野:Piece of Syria代表。トルコにてシリア難民支援に専門家として活動した他、難民となったシリアの人たちを訪ねて、中東・欧州10カ国6ヶ月を周遊。

・濵田:Piece of Syria学生スタッフ。大阪大学外国語学部トルコ語専攻卒業。現在は同大学大学院人間科学研究科所属。2018年9月から2019年6月までトルコのイスタンブールに留学。卒論はトルコ、イスタンブールにおけるシリア難民支援について執筆。


【Q】子ども達は、どんな授業が好きですか?


【ウサマ】子ども達は、トルコ語や英語などの外国語にとても興味があります。

(補習校では、トルコ語、英語、アラビア語を教えています)




【Q】3言語を同時に学ぶのって難しくないですか?


【ウサマ】簡単ではありませんが、子ども達の脳はスポンジのようにいろんなことを吸収できるので、「難しすぎる」ということはありません。5言語を理解できる子たちもいるほどです。




【Q】教育は基本的にアラビア語とトルコ語のバイリンガリズムを目標としていますか?(トルコ政府の方針は同化政策とのことですが、政府の方針と違う方針となりますか?)


【ウサマ】補習校ではトルコ語とアラビア語の両言語の指導を目指しています。トルコ政府も、このことを容認しており、トルコの子ども達にアラビア語の指導もしています。


【中野】トルコで研修されている専門家に確認したところ、「トルコ人がアラビア語を習っているという話は聞いたことがない」そうで、アラビア語の指導はあくまで補習校の活動の一環です(特にトルコ南部は、シリア国境が近く、トルコ人の中でアラビア語を話せる人がいます。100年ほど前のオスマン帝国時代は、国境はありませんでしたし)。




【Q】現在、支援をしているのは小学校に戻る支援ですか?トルコのシリアの子ども達は、中学・高校・大学に行くことは難しくありませんか?


【ウサマ】シリアの子ども達の大半が(トルコで)初等・中等・高等教育及び大学で就学することができています。トルコのシリア就学期の子ども達には素晴らしい未来があります。勿論、努力する必要はありますが。


【中野】「1/3のシリアの子どもが学校に行けていない」という記事もありましたので、トルコで研究をされている専門家の方に確認したところ、「初等教育の途中でドロップアウト(退学)しています学生も多いです」とのことでした。このウサマの答えに対し、「トルコが喜ぶような「模範解答」として出しているのかもしれませんね」とのことでした。




【Q】ジェンダー格差はありますか?あるならどういったサポートをしていますか?


【ウサマ】トルコではジェンダーギャップは存在しません。トルコは文明国です。



【中野補足】…と、ウサマは話していますが、世界経済フォーラムのジェンダーギャップランキングでは、トルコは決して高いとは言えません。https://bit.ly/3oAGPOp

(※世界銀行の調査したランキングでは日本よりは上位です)


気になったので、こちらも専門家の方に確認したところ「ジェンダーギャップもばりばりあります。特に南東部など、地方ではその格差は大きいです。最近はトルコ人男性がシリア人女性を第二婦人にしているといった報道もあるようです。ただし、都市部ではジェンダーギャップはあまり感じないことも多いです。トルコ側の回答は模範解答として参照するのがよいと思います。」とのことでした。




【Q】補習校の先生達に、いくらの給与を支払っていますか?平均月収って?


【ウサマ】まず、トルコでの生活費は、とてもとても高いんです。生活するのには、毎月500〜600USドルが必要です。


私たちの補習校で先生に渡しているのは「給与」ではなく「経済的報酬」です。PoSの支援のおかげで、毎月100ドルを渡すことができています。先生たちは、補習校だけではなく、いくつかのセンターでも働いています。


トルコでは、トルコ人であれば700US$、シリア人であれば350$が、平均的な月収です。これはフルタイムで働いた場合です。補習校から払っているのは100ドルですが、他にも3〜4つのセンターで働いているので、先生達も生活することができています。


私は、2013-4年にシリア国境近くのトルコの学校で先生をしていました。戦争が始まって最初の頃は、トルコ国内で「シリア人学校」が一時的に認められていました。UNICEFがトルコと協力して、シリア人だけが通える学校があったのです。そこでシリア人の先生は働くことができました。


しかし、戦争の長期化と共に、トルコ政府はシリア人がトルコ文化に統合することを進めるようになり、「一時的なシリアの学校」を閉鎖させて、トルコの普通校に通わせるようにしました。同時に、シリア人の先生達がトルコの学校で働けるようにしていきました。




【Q】 補習校の生徒には、授業料以外の文房具などの支援はありますか?


【ウサマ】Piece of Syriaにご支援いただいている皆様のおかげで、文房具、本、補習校運営に必要なものが満たされています。



ここに載っている回答は全ての質問のうち一部のみです。

全ての回答を見たい方は、こちらもご覧ください!

https://docs.google.com/document/d/1_x1RRnEVNxoCgdQpgIqDqcZjYWIFXWqpgKpxKApShKc/edit


残り4日、最後まで応援よろしくお願いいたします!!



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〒5580033

大阪府大阪市住吉区清水丘1-15-23

http://piece-of-syria.org

代表:中野 貴行

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