Piece of Syria設立5周年!
2021/5/13 13:58
アッサラームアライクム!代表の中野貴行です。
気がつけば、2016年5月にたった一人で始めた活動から5年が経ちました。
まだクラウドファンディングという言葉が浸透していない2016年に挑戦した「シリア紛争下の子どもたちに希望と夢がつまった教育を届けたい!」というプロジェクト。
本当に目標金額が集まるのだろうか?
応援してくれる方っているんだろうか?
批判が来るんじゃないか?
不安でいっぱいでした。
その不安を払拭できるように、できることは全部やろう!!と、写真展の企画を考えたり、動画を作って「国際平和映像祭」に出展したり(賞もいただきました)。
ただただ手探りに、ガムシャラに、1ヶ月のプロジェクトを駆け抜けました。
幸いなことに、批判の声はなく、活動当初から沢山の人たちから「手伝おうか?」と言っていただき、イベントに登壇してくれたり、写真展を手伝ってくれたり、いっぱいの応援を受けることができ、期限の数日前に無事に目標金額を達成!
170人もの方から、124万5000円ものご支援を頂きました。
寄付してくれた友人からは、
「ずっと応援したかったんだ。機会を作ってくれてありがとう」
なんて言葉まで頂きました。
その後も、毎年クラウドファンディングを実施し、
毎年200人以上のシリアの子ども達に教育を届け続けています。
こうした「どこからも支援が届かない地域に教育を届ける」という私たちの活動は、お一人おひとりからの寄付がなければ成り立ちません。
そして、確実に、シリアの子ども達に一人ひとりに、教育を受け、夢を持てる、希望が持てる機会を届ける活動ができています。
戦争はやがて終わる。
シリアの人たちは自分たちで素晴らしい教育ができるんだから、
僕たちは継続性なんて不要で、緊急支援として頑張ろう、と
「1年限りのプロジェクト」というつもりで始めた活動でした。
しかし、活動を始めて5年、そして戦争が始まって10年が経ちましたが、
まだシリアに平和は訪れていません。
この2年ほどは、シリア国内の戦闘状態は落ち着きつつあるそうですが、
コロナ禍や経済制裁によって、「今までで一番苦しい状況にある」とシリア人は話しています。
一方で、戦闘が落ち着いたことで、「絵になる」ようなシリアのニュースは減り、注目度の低下からシリアへの支援は減少傾向にあります。実は復興にこそ、支援が必要にも関わらず…。
そんな「皆が辞めていく中でも続く支援活動」が大切だと考え、
2021年5月、Piece of Syriaは「継続支援会員」の募集に踏み出しました。
「私たちが作るのは学校ではなく、未来の世代だ」と、
現地パートナーのウサマは話します。
私たちが挑戦しているのは「未来の世代を創る」ことです。
短期的なプロジェクトでは十分とは言えません。
長期的な視点で考えなくてはならないのです。
私たちは、学校や幼稚園という場所を作りたいのではありません。
「未来の世代」を創ろうとしているのです。
それには少なくとも10年という月日は必要です。
10年前まで、シリアの人たちにとって、
教育を受けることも、家族と一緒にご飯を食べることも、当たり前のことでした。
私たちと同じような「当たり前」が、「叶わない夢」になってしまわないように、もう一度当たり前になるように、一緒に活動をしていただけませんでしょうか?
是非「キャンペーンページを見ること」から始めていただけたら嬉しく思います!!!
https://syncable.biz/campaign/1645/
Piece of Syriaは「ひとかけらをひとつなぎに」をコンセプトに、
パズルのピースのように、一人ひとりの力が小さくても、
力を合わせることで平和を実現できる大きな力を持つことを目指しています。
そんな、”あなたと一緒に活動していきたい”という想いで「月額サポーター」ではなく、「パートナー会員」と呼ばせて頂いております。
かわいそうな人達を助けてあげるのではなく、一緒に未来を描く仲間として、友人として活動する私たちの仲間に、あなたも加わって欲しいです!
【Zoom交流会「パートナーサミット」のご案内】
キャンペーン開始して最初の5日間でパートナーになって下さった皆様をご招待して、Zoom交流会を実施いたします。
5月15日(土)16:00〜17:30
スタッフとパートナー同士とで繋がって、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!
パートナーの皆様にZoomのURLをお送りさせていただきます。
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