30歳の誕生日。難民の若者たちとの新しい接点作りを増やしたい!渡部カンコロンゴ清花/バースデードネーション

寄付先

NPO法人 WELgee(ウェルジー)

誕生日

4月8日

30歳の誕生日。難民の若者たちとの新しい接点作りを増やしたい!渡部カンコロンゴ清花/バースデードネーションの画像
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渡部カンコロンゴ清花

支援総額

159,831円

/ 140,000円

159%
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100%
  • 支援総額

    159,831円

  • 支援者数

    36人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

「身の丈にあったことをしなさい」

2021/4/12 20:34

「身の丈にあったことをしなさい」のメインビジュアル

キャンペーン中の1週間は、毎日更新しようと思っていたのに、新生児との生活は驚くほどあっという間に夜がきてしまいます(´-`).。oO

何もしてないのに、できてないのに、もう1日が終わりそうだ…と思いましたが、授乳して、オムツ替えて、授乳して、オムツ替えて、授乳して、オムツ替えて、合間にちょっと寝て、授乳して、オムツ替えて…を繰り返しながら夜を迎えるので、どうやらなにもしてないわけではなさそうです。

そして、おっぱいからすごいエネルギーが吸い取られてゆくので、びっくりするくらい常にお腹がすきます…!

いま、妹がお手伝いに来てくれているので、とっても助かっています!産褥期は大人がひとり増えるだけで、本当に助かります。


さて、前回の更新の続きを。

難民の若者たちと試行錯誤しながら、富士登山企画や、ランゲージエクスチェンジ、難民ホームステイ、共同シェアハウス、マンガ制作、PRキャンペーン、対話の場づくりなどを経て、私たちは彼らのキャリアを追求する「就労」に伴走しようと決めます。

2018年のことでした。

就労に特化しようと思った理由は2つ。

ひとつは、当時事務所によく出入りしていた中東の男性の言葉「日本では爆弾は降ってこないけど、生きている心地がしないんだ」に象徴されるように、難民認定率が世界でも抜群に低いこの国で、その難民認定が出るまでひたすら待つという日々で、心も身体もすり減ってゆく人たちが大勢いること。

就労許可を得られたら(正規滞在の人は難民申請をした後、8ヶ月経つと就労する許可をもらえる)、法的に就労はできるけれど、これまで祖国で頑張ってきたことや専門性とはかけ離れた日雇いのアルバイトでどうにか生き延びる日々。


本当は活かせるはずの専門性や、ずっと積み上げてきたキャリア、大好きだった仕事、将来の夢に、微塵も繋がらない日雇いや派遣のバイトをつなぐ中で、信頼できる人との繋がりもできないまま夜勤と日勤を繰り返し、心も身体もボロボロになってゆく。

彼らのポテンシャルが最も活きる日本の企業とのベストマッチを作ってゆこう!それは「難民がかわいそうだから雇う」ではなく、企業の未来への挑戦やビジョンの実現へと手を取り合って行けるような。


そして、もうひとつ。

専門性を活かしたホワイトカラーの仕事につけた場合、難民申請中の「特定活動」の在留資格から、就労系の在留資格に変更ができる。はず。法的には。ということがわかってきたから。ただ、前例が少なすぎて、ものすごい複雑な手続きを経てそれができるか当時は未知数だった。

でもそれが叶えば、「難民認定をひたすら待つ」以外の生き方ができるかもしれない!


ということで、まずは、雇ってくれる企業さんが必要だ!!!!と、現在WELgeeの就労伴走事業を統括するななちゃんと、ひたすら企業さんを訪ねました。

ところが、なんとも反応が難しい。

いま考えると当たり前かもしれない。

突然やってきた20代の若者が(しかも自分たちはシューカツしたことがない、かつ、企業で働いたこともない)、難民の若者たちを採用しませんか?と。

我々としては、彼らがもつポテンシャルや専門性、そもそも就労が合法であること、企業の描くビジョンを共に目指せる可能性などを説明するものの、やはり反応は渋い。


あるとても有名な企業のとてもエラいポジションの方にお会いさせていただいたときには「君たちは、もっと身の丈にあったことをしたらどうですか?」とのお言葉をいただく始末。

学生だった私たちへのこの言葉は、難民の人たちとの食事交流会やスポーツ企画をしたらいいのでは?という文脈だったのかもしれない。

身の丈にあったことってなんだろう...と複雑な気持ちで帰路につきつつ、事務所に着く頃には火がついて、さらなる作戦会議で夜を明かす。

そんな日々を繰り返していました。

いまでは、就労伴走を経て、バックグラウンドや特技、専門性を活かして働き始めた事例が10件生まれました!!


ビジネスセクターの方々が事業のパートナーになるとは、夢の夢だったあの頃。

身の丈を少し上回るチャレンジをこれからも続けたいなと振り返ってます!


To be continued...


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