ナムラシゲコが「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」受け入れ馬に
2023/10/12 12:15
(撮影:朝内大助)
いつもあたたかなご支援をありがとうございます。引退馬協会事務局です。
「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」の対象馬として、ナムラシゲコの受け入れが決定したことをご報告申し上げます。
現在、ナムラシゲコは新しい生活に向けて調整中です。FP(フォスターペアレント)会員の募集が始まりましたら、ホームページでお知らせいたします。みなさまの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
ナムラシゲコ
ナムラシゲコ(21歳)は、競走馬時代の成績はJRA21戦1勝。競走生活引退後は繁殖入りし、2014年 アンタレスステークス(G3)勝ち馬のナムラビクターのほか、ナムララオウ(JRA3勝)、ナムラアラシ(JRA7勝)、ナムラカミカゼ(JRA3勝)など多くの活躍馬を送り出してきました。また、ナムラシゲコの半兄には1994年NHK杯(G2)など重賞4勝を挙げ、1996年の日本ダービー(G1)で2番人気に推されたナムラコクオーがいます。
(撮影:朝内大助)
馬体はまだまだ若々しいのですが、子宮の状態が良くないこともあり、繁殖を2022年シーズンを最後に繁殖を引退。現在は日高町にある生まれ故郷のいとう牧場分場で過ごしています。
「(ナムラシゲコの)行き先を探している時、ナムラコクオーがお世話になっていた土佐黒潮牧場様に相談したところ引退馬協会様をご紹介頂きました」(いとう牧場 伊藤正継代表)
シゲコという名は先代オーナー(故奈村信重氏)のお母様の名前から取ったもので、現オーナー(奈村睦弘氏)にとっても思い入れがある馬とのこと。引退馬協会に譲渡したいという伊藤代表の提案を快諾していただきました。兄のコクオーが妹のシゲコの行先を繋いでくれたということかもしれません。
このご縁から、ナムラシゲコは「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」の条件(引退繁殖馬)を適用し、フォスターホースとして受け入れることが決まりました。
ナムラシゲコは、気性は少しキツめで放牧地を豪快に走り回るお転婆さんとのこと。元気いっぱいです。現在は仮預託先として、いとう牧場様にお預かりいただいていますが、同時期にフォスターホースとなったテンセイフジとともに小葉松幸雄様の牧場に繋養予定です。
準備が整い次第、FP会員の募集を行ってまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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