ノイライとノイホイ、クミ族の女の子ふたりの今
2021/6/4 20:01
2019年12月にキニティウを卒業したクミ族の女の子、ノイライとノイホイ。
(バングラデシュでは1月に始業、12月に終業します。)
2020年1月、2人は隣県ランガマティの寄宿舎学校モノゴール※に進学し、Class 6(中学生)となりました。
※モノゴールでは、チョトベラメンバーのウジャニのお父さんが校長先生を務めます。
チョトベラでは彼女たちの代から、進学を強く目指す子に一年間の学費を支援するよう努めています。
同年3月中旬、新型コロナウィルスの影響で、バングラデシュ全土の教育機関が閉鎖となり、寄宿の子どもたちはいったんそれぞれの実家や村に疎開することとなりました。
その後、バングラデシュでは経済活動などは再開していきましたが、教育機関が正式に始まることはなく、2021年になって各々の判断で少しずつ再開されていきました。しかし、4月にはまたロックダウン…
ノイライとノイホイも、2~4月上旬まで寄宿舎へ戻りましたが、今はまた村で暮らしています。
どんな風に毎日を過ごしているかというと…
⇧真ん中がノイホイ
チッタゴン丘陵地帯の産業であり、お父さんお母さんの仕事であるジュム(焼畑)を手伝っています。
焼畑を家族総出で行うのがこの地域ではふつうで、キニティウで初等教育を受けていた頃も手伝いは当然でしたが、
学校がない今は、一日6~7時間程この大変な仕事に連れ立っています。
朝5時に起床し、お母さんまたは姉妹たちがごはんの支度をします。
時に焼畑へ出ますが、村の家から自分の焼畑まで、一時間程歩きます。(丘陵道を4,5km程)
ノイホイは7人きょうだい(1-3番目まで兄弟、4番目にノイホイ、5-弟、6-妹、7-弟)です。
キニティウでもモノゴールでも、仲良しな友人のノイホイとノイライは、一緒に焼畑に向かうこともあり、
しかし、ノイライのは、ノイホイのよりさらに15分遠く離れています。
作物も、ノイホイの畑では野菜を、ノイライの畑では米⇧を栽培しています。
野菜と米は一緒に栽培すると、米の方がうまく育たないそうで、
他の畑を所有していれば、米の次に野菜を栽培するということがあるそうです。
ノイライは6人きょうだい(1番上が兄、2-6番目まで姉妹。ノイライは3番目)です。
2人とも、ジュムモデルと呼べそうなくらい、この姿も可愛いですが…
やはりジュムをする生活や仕事自体すごく過酷だし、
13歳の彼女たちは、学校が好き、戻りたいとビデオでも話しています。(1分30秒)
親の本音は、
自分の子どもたちに教育を受けさせたい。ジュムが本当に忙しい時は、手伝ってほしい。だけど、寄宿費などの負担が増えるなら、もう勉強しなくていい(いつも焼畑を手伝って)…
という感じ。
他の学校ではどうか分かりませんが、彼女たちの進学先では、教育機関がほとんど運営されなかった去年も今年も、学費と寄宿費を少なからず払わなければならず、
今年の初めに、やはり親からもう学校に行かなくていいと言われた彼女たちから私たちに連絡がありました。
ノイライとノイホイは、2021年度、なんとか7年生(Class 7)になりました。
チョトベラは、活動軸としてキニティウという一校を(今回のマンスリーサポーター募集でも)挙げていますが、彼女たちのような子どもはまだまだもっとたくさんいます。
⇧キニティウでClass 5だった頃のノイライとノイホイ。キニティウに初めて水が届いた日(水道造り)。
私たちは、ノイライとノイホイのためや、キニティウでできることを起点に、もっと大勢のための教育支援や環境創りをこれから目指していきたいと思っています。
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500円
▷サポーター1人は、生徒4人分の1日の食費を支えられます。
▷サポーター10人で、村のボランティア学生ティーチャー1人に一ヶ月分の手当てを渡せます。
※ボランティアティーチャーは、自身も高等教育へ進学を目指し、教育機関閉鎖中に村へ帰省してる学生。
1,000円
▷サポーター1人は、緊急支援としての食糧・衛生用品袋(約10日分)を一家庭に支援できます。
▷サポーター5人で、毎月の「植林・学級菜園費」を支えられます。
▷サポーター10人で、毎月の「学校医療費」を支えられます。
3,000円
▷サポーター1人は、月10冊程の本を学級文庫に補充できます。
▷サポーター3人で、毎月の「設備修復・維持費」を支えられます。
▷サポーター10人で、教員兼寮母さんとなる3人のスタッフの給与・最低限の生活を支えられます。
10,000円
▷サポーター1人は、村から通う生徒の一家庭に、家庭用浄水器と交換フィルター(半年分)を寄付できます。
▷サポーター10人で、一ヶ月の全員分の食費が支えられます。+学校に来てない村の子ども(生徒の兄弟姉妹等)にも少し提供できます。