新型コロナウイルスとケニアの状況
2021/3/15 18:02
みなさま、こんにちは。日本ハビタット協会の篠原です。
現在、事業を実施しているケニア西部のホーマベイ県カボンド地区では、新型コロナウイルスの影響で貧困のさらなる加速し、貧困の脱却が最優先事項となっています。 あるコミュニティでは、全世帯の41%が月収約5,000円以下であり、月30,000円の収入がある世帯はわずか4.5%となっています。
日本ハビタット協会は農業技術指導による農業生産性向上とそれによる所得向上を促す活動を実施しています。 着実かつすぐ現金収入につながるよう、以下の農業技術指導に取り組んでいます。 ①樹木の増殖技術(取り木、挿し木等) ②実施地域の気候や土壌に合った農作物の栽培技術 ③養鶏技術 現地の農業状況を熟知した現地の農業専門家による指導を行うだけでなく、住民達が学んだことを実践する過程において生じる困難や問題にも対応してくため、2週間ないし3週間毎にフォローアップを行います。
それにより、住民達は確実に技術を習得し、それにより生産性が上がっていきます。 過去の実施地域においては、月400~600円所得が向上しました。
そして、生活が安定するだけでなく、水や衛生設備を整えることができるようになったり、子どもが学校に通えるようになったりと、暮らしに関するいろいろなことが良い方向に動き出しました。
新型コロナウイルス感染症の影響で貧困が進んでしまったため、支援を必要とする世帯が増加しています。この活動を拡大していき、多くの人が安定した暮らしを送れるよう、みなさまからの支援が必要です。 マンスリーサポーターキャンペーンへのご協力をお願いいたします!
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