スタッフのメッセージ
2020/12/19 07:21
猫カフェにかかわることになったのは、友達から「軍属の知り合いが母国に帰るけれど、飼っていた猫は置いていこうとしている」との話を聞いて、どうにかならないかと相談先を探して足を運んだからです。
その時は猫を飼ったこともなく、もちろん猫事情も何も知りませんでした。
保護猫活動は基本的に飼い主のいない猫のためで、今となっては見当違いな相談だったことがわかります。
沖縄の猫事情に関しては、まだ昔の飼い方が残っているところが多いです。 「自由に家と外を行き来するのが猫」「家に閉じ込めるのはかわいそう」「病気でもないのに手術なんてかわいそう」「どこかで赤ちゃんを産んでいるかもしれないけどわからない」「よく猫が車に轢かれて死んでいるけどしょうがない」などなど。
もっと「望まれない妊娠をしてすぐ死ぬ子猫なんてかわいそう」「猫は近所への糞や事故や感染症を防ぐために室内で飼い、室内を快適な環境に整える」「野良猫の環境は飢えや暑さ寒さ感染症で過酷」「野良猫にご飯をあげるなら避妊去勢手術とトイレ用意、近所にお話をして理解を求める」が常識になるように。
もっと皆が保護猫に興味をもってもらえるように。
ペットショップじゃなくても居場所を求めている子がいることを知ってもらえるように。
猫のこまりごとは、飼い主の知識不足、もし飼えなくなった場合の保証人問題、簡単に遺棄してしまう動物愛護違反、避妊去勢手術ができない貧困の問題、外猫による環境問題、殺処分問題。色々な問題が複雑に絡み合い、すぐに解決するわけではないと思います。
少しづつでも良い方向に進むために、保護猫と地域がつながれる場所を存続させたいです。 よろしくお願いいたします。
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