【キャンペーン達成】SSJ代表より参加者の皆様へ
2021/2/19 19:20
キャンペーンにご登録いただいた51人の皆様
皆様、Stand with Syria Japan(SSJ)理事長を務めております山田一竹でございます。
この度は、私たちのキャンペーン「2021年もシリアで生きる人々へ支援を!シリア危機の中、新型コロナウイルスも共に乗り越えていく継続支援を行いたい!」への登録をいただきましたこと、まずは組織を代表して心からお礼を申し上げます。昨年からの世界的な新型コロナ感染症の拡大を日々見ていて、不安を抱きつつも、まさか私たちの事業に深刻な影響をもたらすとは、当時考えていませんでした。
私はドイツに暮らしていますので、日本より常に危機感は抱いていましたが、恐ろしいスピードで広がる感染症は瞬く間に私たちの事業経由地であるトルコにも広がりました。そして経済の悪化から、SSJへの寄付が減少し始めたのです。気がつけば、私たちのシリア国内支援やアドボカシー活動は継続が難しいところまで来ていました。この10年シリアの人びとは、自国の独裁政権からの迫害、過激派の台頭、長引く戦争に苦しんできました。この新型コロナウイルスは彼らを更に追い詰めることになったのです。
SSJとしては、当然このような状況だからこそ何としても支援を継続したいという強い意志がありましたから、メンバーで話し合いを重ね、様々な方法を必死に模索しました。そのような中で生まれたのが、今回のキャンペーンです。
私たちSSJは、この10年の間「シリアの人びとを救うことができなかった」という自責の念の上に設立されています。残念ながら過去に戻り支援を行い、命を救うことはできません。それでも、これ以上の苦しみを彼らに与えない、彼らのこれからの未来のために支援を行うことは、まだできるのです。このキャンペーンはそんな私たちの想いと決意の結晶だと、私は考えています。サポーターになっていただいた51人の皆様一人ひとりと、私はこの想いを共有して行けるという事実を嬉しく思いますし、シリアの人びとにとっては、生きる勇気となります。シリアの人びとは依然として言葉では表せない程の苦しみの中で生きています。しかし、彼らには「人間らしく生きたい」という夢があります。彼らの夢は私の夢です。彼らの夢はSSJの夢です。人が人として生きる。そんな当たり前が奪われるシリアで、私たちは彼らが尊厳を持って生きて行けるその日まで、彼らと共に歩み続けます。活動報告のメールは、今月より配信を予定しております。毎月のメールを通して皆様のご支援を元にどのような活動を私たちが行なっているかを知っていただき、皆様もその活動の大切な一部であることを実際に感じていただけたら幸いに思います。この度は、継続サポーターへのご登録を本当にありがとうございました。改めてお礼を申し上げます。そして、SSJヘようこそ。
NPO法人Stand with Syria Japan
理事長 山田一竹
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