18歳の時、初めて行った途上国がバングラデシュでした。

現在、企業の社会貢献を支援する仕事をしていますが、その原動力はバングラデシュにあります。

 確かに、バングラデシュは日本に比べてみると、経済的に貧しく、生活の不便さもあります。しかしながら、それはまったくもって不幸なことではないとACEFを通して学びました。

バングラデシュが脱貧困のために経済的に豊かになることは必要ですが、同時に今のバングラデシュにある豊かさも失ってほしくない、そう思いました。

しかし、現在のバングラデシュは縫製業を始めとする先進国の「工場」として搾取される側にもなってしまっています。バングラデシュの良いところを活かしてサステナブルな経済成長を行う社会づくりが必要だとその時から考えるようになりました。

 ですから、今回のマイクロファイナンス事業に関しても、バングラデシュの人々が自らの手で事業づくりを行うという自発性を促す観点に共感しております。

多くの国際協力はやり方の押し付けになってきてしまった側面もありますが、「現地へ台頭な関係」を教えてくれたのもACEFでした。この機会を通して、バングラデシュに存在する力の原石が、性別や宗教などの垣根を超えて輝く機会になりますように！