【宮城県石巻】開催地からの応援メッセージ ~松本舞さん~
2020/9/21 21:08
本キャンペーンは達成いたしました。ご支援ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!引き続き、下記のリンクよりお願いいたします。
https://syncable.biz/associate/NICE/
2020年10月1日追記
マンスリーサポーターチームのもりです。
本日も活動報告をご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、現在共催団体として受け入れをしていただいている松本舞さんからメッセージを頂きましたので、ご紹介させてください!
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こんにちは。現在、宮城県の石巻でワークキャンプの受け入れを地域の皆さんと一緒に行っている、松本舞(まい)と申します。
私は、高校生の時にNICEとワーキャンプに出会い、それ以来、ワークキャンプを通して、世界・日本各地の地域住民の皆さん、地域の課題に取り組むワークキャンプ共催団体の皆さん、そして、信仰も国籍も年齢も考え方も違う、カラフルなボランティアの仲間たちに育ててもらってきたように思います。
今回の寄付プロジェクトのメッセージ【国際ワークキャンプを未来につなげたい】は、まさに私自身が切に願っていることでもあります。
「世界では沢山の悲劇が起きているのに、自分には無関係かのように生きているのが恥ずかしい」。そう思い、悶々としていた高校時代。海外でボランティアをしたい!!でも海外へ行くお金はない、、、そんな17歳の私が初めて参加したのは、熊本県の水俣で開催されているワークキャンプでした。
ワークキャンプでの2週間は、人生で一番の「カオス」でした。緊張したり、笑ったり、不安になったり、笑ったり、怒ったり、笑ったり、憤ったり、笑ったり、泣いたり、、、そしてまた笑ったり。
そんな時間を通して得たのは考え方の変化。「英語が喋れるからコミュニケーションがとれる」のではなく、「伝えたい」「理解したい」「仲良くなりたい」という思いがあれば人は家族のようになれるということ。
肌の色も価値観も年齢も宗教も、違いはただの違いであって、そもそも同じである必要はないこと。「相手が大切にしているものを大切しよう」そう思うようになったこと。
さらに、「国際社会への貢献=海外で活動」と思っていた価値観が一変。ワークキャンプに参加して初めて、日本各地に地域課題があり、それに真剣に取り組んでいる人たちがいることを知ったのです。「何てかっこいいんだ!私も自分がいる場所から、できることをやろう!!」水俣での出会いをきっかけに、自然とそう考えるようになっていました。
従来から、私たちの社会には様々な課題がありましたが、感染症の世界的流行により、加速した課題、新しく生まれた課題など(もちろんプラスの変化のきっかけになった面もあるかと思います)多面的な影響を誰もが感じているのではないでしょうか。
特に、「人」と「人」の往来、交流が以前の様に自由にできない状況になり、世界・社会の分断が加速しているように感じてしまうこともあります。個人的には、こんな時だからこそ「ワークキャンプがある未来」の必要性を感じています。
ワークキャンプは第一次世界大戦後に、フランスとドイツの若者が一緒に戦争で荒れてしまった田畑を耕し始めたのがはじまりだといわれています。憎み合ったり、殺し合っていた国の若者たちが、一緒に汗を流し、同じ釜の飯を食べ、色々な思いや意見を語り合う日々。
ワークキャンプは、ボランティアだけの交流ではありません。地域住民と同じような生活をしながら、地域の「困りごと」に真摯に向き合い、地域住民と共に考えながら活動します。
ボランティアメンバーたちは、知らなかった世界・日本の地域の課題に触れ、考え、悩み、行動し、地域の歴史の1ページに加わっていきます。
そして地域住民も、「新しい風」に勇気づけられ、パワーをもらっているのではと感じています。そんな機会が失われてほしくない、むしろ今後もっと広がってほしいと願っています。長々と語ってしまいましたが、(お恥ずかしい、、、すみません。。。)
ワークキャンプを通して何を感じるかは人それぞれ。でも、世界各地の地域課題に取り組み、国境を超えて人をつなぐ場であることは間違いありません。
ワークキャンプ経験者の皆さま、皆さんが経験したワークキャンプを次世代に繋げられるよう、応援していただければ幸いです。
そして「参加したことはないけどワークキャンプいいじゃん!」と思ってくださる皆さま来るべき時に、国境を超えてまた若者たちが地域と出会う場を持てるよう、お力添えいただけますと幸いです。
最後に、今「何もできない」とくすぶっている若者たち!石巻でまってます!石巻で、笑顔で「はじめまして!」といえる日が早くきますように。
NICEのスタッフの皆さんも苦しい時期だと思いますが、応援しています!
≪みんなで≫ワークキャンプを未来につなげていきましょう!
プロフィール
福岡県出身。17歳で国際ワークキャンプに初参加。その後キャンプリーダーに挑戦。九州NICEの代表や北九州での国際ワークキャンプの立ち上げなどを経て大学卒業後NICEへ入職。台湾のNGOでの勤務等様々な修行の後(幻の)NICE九州事務局を開設。現在は、放課後NPOアフタースクールで、すべての子どもたちが安全で豊かな放課後を過ごせるよう企業・行政と連携して次世代育成に取り組む傍ら、宮城県石巻市で国際ワークキャンプの受け入れを行う。世界中から家族が集まる、国際親子ワークキャンプも企画中!ここ数年の悩みは、タイのワークキャンプで「中に宝石が入っているよ」とお坊さんにもらった石をいつ割るかずっと考えていること。。。
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