開催地より応援の声⑤ ~青森県白神~
2020/9/14 22:16
本キャンペーンは達成いたしました。ご支援ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!引き続き、下記のリンクよりお願いいたします。
https://syncable.biz/associate/NICE/
2020年10月1日追記
マンスリーサポーターチームのじぇいです。
NICEのマンスリーサポーターへのご支援誠にありがとうございます。
青森県の世界遺産白神山地で活動されている永井様より応援メッセージを頂戴しております。
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私どもは、世界遺産白神山地というフィールドを通し、日本の将来を担う子供たちに、日本の自然遺産のすばらしさを環境教育という形で、まずは体感してもらう自然体験塾をNICEの国際ワークキャンプという形で実施しています。
また、白神山地を守るという意味で、過去に伐採された箇所に、白神山地からブナの種を採取し、苗木にして、その苗木を山に植林するというブナの森の復元・再生活動をNICEの国際ワークキャンプ参加者の皆さまや多くのボランテイアのご協力で実施しています。
いま、地方は急速な高齢化と、若者不足、雇用の場不足と地域社会のコミュニケーションすら壊れている状況です。
本来地域は、景観のすばらしさと共に、豊かな「ゆい」みたいな相合互助関係がありますが、お互いに高齢化して地域を支えていくエネルギーまでには至っていません。限界集落どころか、消滅集落に向かっています。
この白神山地を守りたいという精神論だけではすべてが成り立たない現実があります。
そんな中、NICEの国際ワークキャンプ参加者の若い力は、一緒になってこの白神の里でのイベントや地域の方たちとの交流で、過疎の地域に住む人たちの忘れかけてた、地域に対する誇りや、里への明るさを取り戻してくれています。
また、白神山地の里を訪れる若い子どもたちにも、世界遺産の地に来ると、若い学生や外国人がいて、「やっぱり世界遺産ってすごい」とか「英語の会話の必要性を感じた」とか、未来のある子供たちの刺激になっています。
今の喧騒な時代に、NICEのようなボランテイア精神あふれる「場」は必要です。
また、NICEという団体が献身的に、世の中や地域のそういう「課題」とか「交流の必要性」の橋渡しになっているのは間違いありません。
世界が平和であり続けられるのも、こういう人間対人間の人種の壁を乗り越えた、活動を通しての国際ワークキャンプがあれば、そこで培った人間関係こそが「人権」や「人種」「国対国」の壁を乗り越えていくのではないでしょうか。
素晴らしい、NICEの国際ワークキャンプの取り組みに、多くの皆さまのご支援をよろしくお願いします。
<プロフィール>
永井 雄人 (ながい かつと)
1952年2月25日 生まれ
1993年 特定非営利活動法人白神山地を守る会 代表理事
2003年 特定非営利活動法人白神自然学校 代表理事に就任
2018年 合同会社白神アロマ研究所 代表社員就任
自然体験活動推進協議会(NEAL)主任講師
青森中央学院大学 客員研究員
環境カウンセラー
2006年からNICEと国際ワークキャンプを開催し、これまでに42回開催。近年は毎年3回ペースで開催し、春に植樹祭イベントの準備・運営や、夏には子どもキャンプの運営サポートを行う。
著書・発行物
白神ブナの森博物誌(2000.2 )
白神山地入林八箇条ハンドブック(2001.7)
白神山地ガイドマップ (2002.3)
杣人のまんま本(2014.4)
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