地域猫って?
2020/7/17 20:32
行政による動物の引き取り、殺処分の過半数が、所有者不明の幼齢猫(離乳していない子猫)となっています。
数時間おきにミルクを与える幼齢猫を保護するための職員の負担は大きく、所有者不明で引き取り頭数も多い現状では、殺処分を選択せざるを得ない現実があります。
不幸に絶たれる命を減らすために外猫の不妊去勢を行ったり、1代かぎりの寿命をまっとうさせるために食料や水を給与する活動として、地域猫、TNR活動があります。
※TNRとは、「Trap(捕獲する)」「Neuter(不妊去勢手術する)」「Return(元の場所に戻す)」の略語。
手術したことがすぐわかるよう耳の先をカットして、術後の経過が良好なら元の場所に戻します。猫を放置するのではなく、ご飯をあげたり、食べ終えたら後片付けや掃除をして地域ぐるみで猫の暮らしを見守っていきます。
TNR活動は、猫の殺処分を減らすのに最も有効な手段と考えられています。
アニドネでは、猫に関する構造的な課題を重要テーマと考えて、難易度の高い幼齢猫の保護・譲渡を積極的に行っている保護団体や、地域猫、TNR活動の成功事例を持ち、その普及に努めている団体を支援しています。
https://www.animaldonation.org/environment/domestic/issue-of-animal-welfare/
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