【15周年お祝いメッセージ】明 秀行さん(元・光風会すみれ園 園長)
2020/6/28 11:47
Ocean’s Loveのサーフィンスクールは、2005年に社会福祉法人光風会の知的障害児施設「すみれ園」の子どもたちが参加してくれたところからはじまりました。
すみれ園さんにとっても初めての海、サーフィン。とてもチャレンジングだったと思いますが、当時の園長だった明さんが、子どもたちに海を楽しませてあげたい、外部との接点を作ってあげたいという熱い想いで応えてくださり、実現しました。
いまも応援してくださっている明さんから15周年のお祝いのメッセージを頂きました!
(Ocean's Loveスタッフ)
Ocean’s Love 15周年おめでとうございます。
最初にサーフィンスクールのお話を頂いたときに、園内での反応は色々ありましたが、これまで海に行ったこともないから無理だと反対する意見もありました。でも子ども達には発達段階で外部の人と関りを持たせてあげたかったという考えもあり、反対されればされるほど私の気持ちは熱くなりました。
子どもたちは外の世界に触れ合う機会が少ないので、サーフィンというスポーツを通じて経験させることが必要と感じていました。
実際に子ども達がサーフィンスクールにすると本当に楽しそうに笑顔を見せてくれましたし、そのあとの生活でも子どもたちに変化が現れました。
やりたいことを表現したり、言葉に出して自己主張をするようになりました。自閉症の子は集中力が増したと感じました。
学校でも自分から発言する子が増え、子ども達の変化を肌で感じた学校の先生からも「自分たちも参加したい!!」という声が出て、実際にスクールに参加してくれた先生もいました。
園の職員からも継続して開催してほしいという言ってもらえるようになりました。
最初は参加する子どもを限定していたので、それは園内でも議論になっていましたが、Ocean’s Love10周年の際に子どもたち全員が参加できた時は、職員も大喜びでとても満足していました。もちろん参加した子ども達も全員大喜びでした。
Ocean's Loveのスクールでは、いつも笑顔で支えてくれるボランティアさんがいてくれるので職員も安心して任せられます。ボランティアさんには本当に感謝しています!
職員でも溶け込むことが難しい子どもでも、ボランティアさんとはたった1日で溶け込んでいることを何回も目にしてきました。
ボランティアさんの力は本当に素晴らしい!!
Ocean’s Loveを通じて体感体得、苦楽共存を学ばせてもらっています。
常にチャレンジ&フォローの姿勢。
海のノーマライゼーション、陸のノーマライゼーション、両方を応援していきたいです。
Ocean’s Loveがある限り、自分の命が続く限り応援していきます!!
明 秀行
← 活動報告一覧へ戻る