佐藤重利さんより応援メッセージをいただきました
2020/6/16 09:48
5月31日 資料館が配信しているネットで、このたびの件について知り驚きました。仲野新理事長就任早々より、寄付を募るという苦渋に満ちたご決断、その心中お察しします。石見銀山のシンボルでもある資料館を何としてでも「灯」を消してはならないという強い信念が、今回の決断を促したと思います。私も資料館の設立された経過を知るものとして共鳴し、応援をしなければと考えました。
私は平成18年から昨年までの13年間、石見銀山ガイドの会に籍を置き、多くの観光客に「おもてなし」を通じて銀山の魅力をお伝えしました。一方、投稿活動にも積極的に取り組み、特に地元新聞である山陰中央新報の「こだま欄」には掲載40回を数え、また投稿に当たっては、銀山の秘められた「影」の部分を中心に取り上げてきました。この頃から私は、資料館に出向く機会も多くなりました。
この資料館も設立時は存亡の危機があったのですが、地元住民の方々の熱意が危機を乗り越えさせ、現在に至っています。この事実を知った時、ぜひ皆さんにこのことを知ってほしいと思い、平成22年12月「町民のシンボル銀山資料館」と題して投稿。好評であったことを覚えています。
投稿文の一部を紹介したいと思います。
「大森の町民のまいた種が芽を出し、さらに大輪の花を咲かせた瞬間でした。」
私は世界遺産登録時の資料館を町民のシンボルと表現し称えたのです。このようにして守られてきた、かけがえのない資料館は私の心の支えになっております。大切な「灯」を絶やさない為にも力を貸してほしいと思います。
大田市在住 佐藤 重利
スタッフより
佐藤さんは、大好きな資料館だからと自ら応援メッセージをお書きになり当館へ豪雨の中、持参してくださいました。そのお気持ちをありがたく頂戴し、大好きな佐藤さんとこれからも活動をしていきたいと思っています。
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