#コロナ危機 世界遺産での「学びのバリアフリー」を実現するために運営支援を!

寄付先

NPO法人 石見銀山資料館

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仲野義文

支援総額

1,637,000円

/ 1,500,000円

163%
150%
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  • 支援総額

    1,637,000円

  • 支援者数

    154人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

本日開館です!

2020/6/1 15:10

本日開館です!のメインビジュアル

さあ、待ちに待った開館です。実に50日ぶり。職員一同(といっても3人ですが)この日が来るのを首を長くして待っていました。大森町内では重要文化財熊谷家住宅や武家屋敷河島家などの公開施設、グリーンモビリティー(電気カート)や飲食店なども再開しました。石見銀山に訪れる観光客の姿もチラホラ。以前のような状況に戻るまでにはしばらく時間がかかりそうですが、開館できたことを素直に喜びたいと思います。

さて、リスタートにあわせて「マスク」をテーマとしたスポット展を企画しました。「なぜマスク?」と、思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。それはもしかしたら石見銀山が日本のマスクの発祥地であるかもしれないからです。

日本でのマスクの使用は明治初期に工場などの粉塵を防止するために使用されたのがはじまりで、その後1918年のスペイン風邪の大流行により予防品として普及していきました。

ところが、石見銀山では幕末の安政3年(1958)、備中国笠岡(現岡山県笠岡市)の医師宮太柱が鉱山病対策のために考案したマスクの絵図が資料として現存しているのです。鉱山病は当時、「気絶」(けだえ)といい、鉱石の採掘時に出る粉塵や灯りから出る油煙などを吸引することで起こる呼吸器の疾患です。現代では「じん肺」と呼ばれるものです。これを防ぐために考案されたのが「福面」と呼ばれるマスクです。このマスクの絵図について(一社)日本衛生材料工業連合会に照会したところ、現存する資料として最古のものである可能性がでてきたのです。

このマスクは宮太柱によって「福面」と名付けられました。「覆」ではなく「福」の字が当てられた理由にはこの字が縁起が良いからでした。鉱山労働者から命を守るマスクは、まさに福をもたらすものであったわけです。

今は新型コロナウイルスの感染予防のため日常的にマスクの着用が必要です。時に煩わしいと感じることもあります。しかし、このマスクによって命が助かると思えばとても幸福なことではないでしょうか。来館者の皆様に福がもたらされますように!



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〒6940305

島根県大田市大森町ハ51番地1

0854890846

http://igmuseum.jp/

代表:仲野義文

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