無知から未知へ
2020/5/18 19:55
『多読術/松岡正剛 著』にこんな一節があります。
“読書とは、無知から未知への旅行である”ー
わたしも今回のバースデードネーションを通して、
無知から未知への旅行をしている気分です。
以前は、「寄付=善」であると考えていました。
しかし、必ずしも、いいことばかりではない。
たとえば、もらったお年玉は、なんとなく大事に使わなきゃいけない気がしたり、急にお金をもらったら、なんだかうしろめたく感じてしまったり。
一般的に、モースを始めとする「贈与論」では、贈与の暴力性やうしろめたさに着眼点を当てて論じられています。
ただ、そういった議論を経て、改めてこのようにドネーションを募ってみて感じたことは、カフェでコーヒーを買うように、口コミでおすすめのワインを紹介するように、楽しいものであるということを感じることができました。
そうして、またきっと、「ああ、こういうことって必ずしもいいことじゃないよな」と思い直したり、寄り道したりしながら、この企画を通して出会った、「月と風と」さんをはじめ、ドネーションしてくれた友人との旅を続けたいと思いました。
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