子どもたちの心に、未来につながる小さな種をまいていく 幹事の吉田まりえさんよりメッセージをもらいました
2026/10/13 16:43

「うちの子、自分で育てた野菜は食べるんですよね。」そんな声を聞くことがあります。
畑では、野菜づくり名人に教わりながら、こどもたちが小さな指で土に穴をあけ、種をまきます。芽が出ると、間引きをし、水をやり、雑草を抜く。脇芽を摘んだり、伸びた茎を支えたり。遊びながら、季節の変化を感じながら、畑の仲間と一緒に野菜を育てていきます。
そして数か月後、待ちに待った収穫の日。自分で育てた採れたての野菜を頬張る。「おいしい!」笑顔がこぼれます。野菜を育てるには手間や時間がかかること、大きなもの、小さなもの、少し曲がったもの同じ野菜にもいろいろな姿があることを初めて知るのです。
都市で暮らす私たちは、土に触れる機会が少なくなりました。それはこどもだけでなく、大人も同じ。毎日の食べものが土から生まれ、たくさんの命や人の手を経て食卓まで届いていることが見えにくくなっています。だからこそ、親子でコンポストに触れ、その堆肥で野菜を育て、食べる。そんな身近な食の体験を、一つひとつ積み上げていくことが大切たど考えています。
畑から家に帰っても、「今日、野菜、大きくなってたね」「いつ収穫できるかな」と、親子の会話が続いていく。大きさや色が揃ったスーパーの野菜を見て「大きい野菜!農家さん、すごい!」「小さい野菜や少し曲がった野菜はどこにいったんだろう?」こども達に、いつしかそんな気づきが生まれるかもしれません。
こんな体験を、多くのこども達に届けたい。土に一粒の種をまくように。こどもたちの成長とともに、身近な食への関心が、土や生きもの、自然へと少しずつ広がり、やがて、土と食卓、暮らしと自然、そして自分と地球がつながっていることへの気づきへと育っていくことを願っています。


