ストーリー
1.「生ごみは、ごみじゃない。」
そんな体験を、もっと多くの子どもたちへ。
「コンポストに、ふわふわの白カビが出た!」
最初は驚いていた子どもたちも、微生物が生ごみを分解し、堆肥へと変えていることを知ると、表情が変わっていきます。
「このふわふわも、土づくりをしているんだね」
不思議そうにコンポストをのぞき込み、目の前で起きている小さな変化を夢中になって観察します。

野菜を食べる。
生ごみをコンポストに入れる。
微生物の力で堆肥にする。
その堆肥を土に還し、また野菜を育てる。
収穫した野菜を、みんなで食べる。
その一つひとつを自分の手で体験することで、子どもたちは、「ごみ」だと思っていたものが、新しい命を育てる資源になることに気づきます。
私たち循環生活研究所は、1997年の活動開始以来、コンポストやコミュニティガーデンを通して、暮らしの中に循環を取り戻す活動を続けてきました 。今回、こうした体験をもっと多くの子どもたちへ継続して届けるために、50人のマンスリーサポーターを募集します。
2.子どもの頃の体験が、未来の暮らしの土台となる
子どもたちの反応はさまざまです。夢中になってコンポストをのぞき込む子もいれば、土や虫が苦手で、少し離れたところから見ている子もいます。「楽しかった!」で終わる子もいます。
それでいいと、私たちは考えています。
私たちは、子どもたちが循環の大切さを理解することではなく、循環を体験することを大切にしています。
一度の体験で、循環の意味や環境問題とのつながりを理解してもらおうとしているわけではありません。
その瞬間は、「楽しかった」「不思議だった」「またやってみたい」と感じるだけかもしれませんが、子どもの頃に心を動かされた経験は、すぐに何かの答えにならなくてもその子の中に残っていきます。

いつか大人になったとき、自然との関わりを心地よいと感じたり、食べものや土、その先にある循環に目を向けたりする。そんな豊かな暮らしを選ぶための土台になってくれたらと願っています。
そして、子どもたちのために体験の機会をつくることは、大人にとっても新しい気づきにつながります。
子どもたちが夢中になっている姿を見たり、一緒に体験したりする中で、大人自身も、自然に触れる楽しさや、循環を身近に感じることの大切さに改めて気づいていきます。
3.地域の中に、循環を体験できる場を
私たちは、そんな体験に出会える場が地域にあること自体にも、大きな意味があると考えています。その舞台となるのが、コンポストとコミュニティガーデンです。
生ごみをコンポストで堆肥にし、土に還す。その土で野菜を育て、収穫し、みんなで味わう。
そんな小さな栄養循環を地域の中につくり、その一連のつながりを誰もが体験できる場を開いています。
初めは土や虫に戸惑っていた子も、自分のペースで関わる中で、少しずつ変化が生まれます。
野菜が苦手だった子が、自分で育てた野菜を「おいしい!」と食べる。
体験のあとに、「おうちでもコンポストをやってみたい」と話してくれる。
地域の方に野菜づくりを教えてもらい、「また来るね!」と約束して帰る。

私たちが届けたいのは、知識だけでは得られない、小さな驚きや発見です。そして、子どもだけでなく、大人も一緒に土に触れ、生きものと出会い、人と関わりながら、循環することの楽しさを感じられる場をつくっていきたいと考えています。
そんな体験に身近な地域で出会えること。そして、子どもも大人も一緒に楽しめる場があり続けること。
そうした場の存在そのものが、地域の豊かさのひとつになると、私たちは考えています。
4.1997年から積み重ねてきた活動
循環生活研究所は、「モノが循環する楽しくて豊かな暮らし」の実現を目指し、コンポストの普及、子ども向け環境学習、コミュニティガーデンの運営、自治体や学校との連携、人材育成などに取り組んできました。
【2025年度の活動実績】
・コンポスト普及人数:2,930人
・子ども向け環境学習:年間48回
・環境学習の参加者:延べ2,308人
・国内外で活動しているコンポストアドバイザー 約120人

活動を続ける中で感じているのは、循環する暮らしは、一部の特別な人だけが実践するものではないということです。
体験できる場所と、一緒に続ける仲間がいれば、家庭や学校、地域の中へ少しずつ広げていくことができます。
5.子どもたちが来ていない日にも、活動は続いています
子どもたちが参加する日だけが、私たちの活動ではありません。
日々コンポストやコミュニティガーデンを管理し、できた堆肥を活用して、季節に合わせて野菜や花を育てます。教材や道具を準備し、学校や地域団体と打ち合わせを重ね、環境学習のあとも地域で実践を続けられるよう支えています。

こうした積み重ねがあるからこそ、子どもたちは、生ごみが堆肥になり、土を育て、野菜へとつながる一連の循環を体験できます。
しかし、子どもたちが参加しやすい参加費だけで、こうした活動に必要な費用をまかなうことは難しいのが実情です。
助成金や単年度の事業は、新しい活動を始める大きな力になります。一方で、翌年も同じ活動を続けられるとは限らず、数年先を見据えて人や場所を育てていくことができません。
単発のご寄付は、一つの活動を実施する大切な力になります。
そして毎月のご寄付があることで、次の開催が決まる前からコンポストやガーデンを管理し、年間を通した計画を立てることができます。
一度の体験で終わらせず、その先にある家庭や地域での実践まで支えるために、毎月応援してくださる仲間が必要です。
6.50人の仲間と実現したいこと
今回、私たちは新たに50人のマンスリーサポーターと出会うことを目標にしています。
毎月1,000円のご支援が50人集まると実現できること
🌱子ども向けコンポスト講座(コンポスト40セット付)4回+親子向け体験イベント4回を開催できます。
🌱延べ360人の子どもたちへ循環体験をお届けできます。
🌱地域で活動を担う4人のスタッフ・ボランティアを育成できます。

いただいたご寄付は、環境学習の開催、教材やコンポストの提供、コミュニティガーデンの日々の管理、活動を担う人材の育成,、楽しく学べる教材やプログラムの開発などに活用します。
一人ひとりの毎月の応援が、子どもたちの体験を支え、その体験を家庭や地域へつないでいく力になります。
7.循環することを、楽しめる未来へ
私たちが活動を続ける中で大切にしてきたのは、「たのしい循環生活」という考え方です。
環境のために我慢するのではなく、土に触れ、食べものを育て、人とつながることが、暮らしの楽しさや豊かさになっていく。そんな循環する暮らしを、次の世代にも手渡していきたいと思っています。

そのために、子どもも大人も循環の楽しさに出会える場を、地域の中につくり続けたい。
そして、その場を続けていくには、私たちだけではなく、一緒に支えてくださる仲間の力が必要です。
あなたの毎月の応援が、循環を楽しめる場を未来へつないでいく力になります。ぜひ、月500円からのマンスリーサポーターとして、未来を育てる50人の仲間に加わってください。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしています。
特定非営利活動法人 循環生活研究所
理事長 木村真知子

