私たちの取り組む課題
私たちは、大阪府摂津市でこども・若者を主なターゲットとして居場所支援を中心とした活動をしています。
「目的がなくても来れる場所」を地域のあちこちに作り、こども・若者が安心して過ごせる時間、誰かと対話できる時間を共に過ごし、将来を一緒に考えるための活動をしています。
誰かと信頼関係を築く経験、多様な大人と出会う経験、安心できる人間関係の中で自分の気持ちを話せる経験、そのどれもが自分や周りを肯定し、将来を広い視野で見つめるきっかけになります。
なぜこの課題に取り組むか



●居場所の必要性
この地域には、こども・若者(特に中高生)が18時以降目的なく自由に過ごせる安全な場所があまりありません。行き場がなく公園や河川敷に集まるこども・若者が人知れずトラブルを抱えています。
「安心な見守り」と「対話」を持てる場所が必要です。その先、こどもたちにはさまざまな「選択」がありますが、そもそも選択肢がない、選び方がわからない、それを自覚していない、聞ける人がいないこども若者があまりに多い。過程から沿い「選択を尊重される社会」を私たちは目指します。
●地域資源の少なさ
活動拠点である大阪府摂津市は子育て支援は充実しているが、こども・若者支援に取り組む活動はごくわずか。こども・若者支援の必要性を発信することや、重なる課題に取り組む団体と連携する必要があります。
●こども・若者が地域に持つ印象
活動拠点である大阪府摂津市は、製造業の割合が近隣他市と比べ高く、工場が立ち並ぶ地域もあります。一方で余暇施設やショッピングモール等がなく、多くのこども・若者は「なんもないまち」と言います。地域に対する肯定感が低く、そこで育った自分にも自信がなく、自己肯定感が低いこども・若者とたくさん出会ってきました。「このまちに生まれて良かった」と思える時間や場所が必要です。
支援金の使い道
特に若者との関わりの中では、複合的かつ緊急の困りごとがあり、助成金や制度の枠組みに当てはまらない事例や専門職の介入だけでは解決しない事例があります。
ご寄付やサポーター(賛助会員)のみなさまにいただく寄付金は、そのような制度の狭間にいるこども若者の支援に充てさせていただくことがあります。
いただいたご寄付はこども・若者の未来のために大切に活用させていただきます。

