私たちの取り組む課題
温泉津温泉夏祭りと伝統文化の永続化
温泉津温泉は江戸時代まで栄えた石見銀山の積出港として栄え、温泉地として初の世界遺産の指定を受けました。また重要伝統的建築物群に指定されるなど、国内でも稀有な温泉地となっています。
一方、近年は少子高齢化を背景に、祭りを中心とする地域コミュニティの持続化が課題となっています。毎年地域に縁のある企業スポンサーや個人スポンサーから寄付を集めながら夏祭りが継続できていますが、コロナ禍によるスポンサーの減少や運営体制の縮小などが重なり、祭りの開催規模縮小を余儀なくされています。しかしながら、この歴史的文化的価値のある当地の夏祭りを毎年楽しみにされている観光客は多くおり、夏祭りが観光資源としての価値そのものであると考えております。また祭の中で繰り広げられる石見神楽や花火などは、地域の伝統として受け継いでいくべきものです。そしてこの先もより多くの方々に祭りに触れる機会を提供し続けたいと考えています。そのような背景から、夏祭りを未来に渡り持続化させるため、これまでのスポンサー以外にも、多くの皆様に温泉津温泉について関心を持って頂き、より多くのご支援を頂きたいと考えています。
なぜこの課題に取り組むか
人口減少などの地域課題を観光起点で向き合うため
本会の所属する大田市では、令和 22 年の将来人口推計が現在より約 3 割減の26,470 人と予測されており、人口減少の傾向は今後も続くものとされています。そしてそれによる地域経済の縮小は、企業や事業所の減少・後継者不足などにつながるだけでなく、1次産出物の不足から都市部でも物価高など、日本全国へ波及する可能性のある課題と言えます。
一方、観光業は裾野の広い総合産業として、旅行や宿泊、運輸・飲食・商店などの小売、さらには農林水産業、製造業など様々な産業へと広く波及し、このような人口減少社会においても地域経済によい循環をうみだすことが期待されます。さらに観光振興に向けた取り組みは、地域固有の文化や伝統の保持・発展を図り、地域のアイデンティティの確保、地域連携の強化など、地域住民が誇りと生きがいをもって生活していくための基盤づくりにもつながります。
このような経緯と、当地の持つ歴史的文化的価値を踏まえ、当会は夏祭りの運営を継続させ、それによる観光流入、関連産業の振興を図っていくことをミッションと捉えており、地域スポンサーを中心としていたこれまでのやり方から、より多くの方に知って頂き観光機会を提供することで、前記の課題に貢献したいと考えています。
寄付金の使い道
全額夏祭りの運営と振興の目的にのみ利用します
夏祭りを盛り上げる目玉イベントとして:花火大会や神楽、飲食ブースの出店料など
施設利用料として:店舗運営やイベントブース運営のための設備のリース、レンタル料など
安全対策費として:イベント保険、警備保障、事務局スタッフ人件費など
祭りの広報として:配布用ポスターやチラシ、看板、横断幕など
また10,000円以上ご寄付頂いた方には以下の通りご対応させて頂きます。
・10,000円につき入場チケット1枚進呈送付
・新聞折り込みにて配布する夏祭りの周知チラシにてご芳名披露
※上記は 2024/7/19 までの寄付申し込みまでとさせて頂きます。
領収書発行ご希望の場合は寄付フォームにてその旨ご回答をお願い致します。