私たちの取り組む課題
少子高齢化や単身世帯の増加、人間関係の希薄化などから、8050問題、ダブルケア、ひきこもり、孤独・孤立、ヤングケアラーなど対応が困難な複合化・複雑化した福祉課題が生じています。
社会福祉協議会が求められる取組み課題として
希薄化してきている地域のつながりを再構築(地域を支える人材の育成)
社会的孤立や孤独への支援(ひきこもりの障がい者・高齢者・ひとり親世帯等の支援)
生活のしづらさを抱えている人の居場所づくり(ひきこもり支援講座の開催等)
移動や買い物の困難者への対応(外出支援車両貸出事業による車両の貸出等)
こうした福祉課題に対応し、全ての人々が地域、暮らし、生きがいを共に創り、高め合うことができる「地域共生社会」の実現のため、社会福祉法が改正され、包括的支援体制の構築が求められることとなりました。
山口市社協は、誰一人取り残さない社会の実現を念頭に置きながら「山口市地域福祉計画・山口市地域福祉活動計画」を山口市と一体となって策定し、次の3つの基本目標に基づいて地域福祉活動を進めています。
基本目標1 地域福祉を支えるひとづくり
基本目標2 ともに見守り、支え合う地域づくり
基本目標3 誰もが自分らしく安心して暮らせる仕組みづくり
なぜこの課題に取り組むか



山口市社協が目指す基本理念「みんなでともに支え合い、誰もがその人らしく、住み慣れた地域で安心して暮らせる 福祉のまちづくり」及びまちの姿を実現するため
★目指すまちの姿とは…
1 「みんなでともに支え合うまち」の実現
具体的イメージ
- 日頃からお互いに支え合うことができるまち
- 災害時に声かけあって避難できるまち
- 支え合いの担い手を育てられるまち
2 「誰もがその人らしく暮らせるまち」の実現
具体的イメージ
- 健康で生きがいを感じながら生活できるまち
- 生活上の困難を抱えた場合でも、その人の人格が尊重されるまち
- 誰もが社会から孤立しないまち
3 「住み慣れた地域で安心して暮らせるまち」の実現
具体的イメージ
- 安心して子どもを育てられるまち
- 障がいのある人も住みやすいまち
- 介護が必要になったときも住み続けられるまち
- 日頃から災害時要援護者対策に取り組むまち
寄付金の使い道



ご協力いただいたご寄付や会費は、山口市社協が取り組む様々な地域福祉活動に役立てています。
子育て世帯への支援
子育てにお悩みの方とそのお子さんに向けた相談窓口の紹介、地域で助け合う子育てサロンの立上げと支援の充実、居場所づくり等の取組みに活用します。
高齢者への支援
判断能力が不十分な高齢者の金銭管理等を行う日常生活自立支援事業や、見守り訪問活動、ふれあい・いきいきサロン活動等地域の実情に合った「支え合い」「助け合い」によるまちづくり、マイクロバスを活用した介護予防支援事業を進めるための取組みに活用します。
障がい者への支援
精神障がい者や知的障がい者の金銭管理等を行う日常生活自立支援事業や、障害者総合支援法に基づき、 障害のある人の地域生活を支える創作的活動・生産活動・社会との交流促進などの機会を提供する支援の充実のために活用します。
生活困窮者への支援
生活困窮者世帯からの生活福祉資金等の貸付相談や、現行制度による援護を受けられず生命維持が困難な緊急を要する世帯の法外援護事業等生活困窮世帯の自立支援を図る取組みに活用します。
ボランティア活動への支援
ボランティアを行っている皆さんの支援、また市内小・中学校等での福祉教育の推進を行うために活用します。
災害時等地域支え合い活動への支援
近年、頻発する大規模災害の対策として、災害時要援護者の避難訓練の実施支援や、災害ボランティアの養成と登録、災害ボランティアセンターの模擬訓練の実施、協定団体との会議・研修等の取組みに活用します。
『地域共生社会』実現への支援
地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズに対して、「まちの福祉相談室」を開設し、「属性を問わない相談支援」、「参加支援」、「地域づくりに向けた支援」を一体的に実施するために活用します。