私たちの取り組む課題
どんな背景やどんな事情で妊娠したかに関わらず、心と身体と命を一番大切に、一緒に考え安全と安心、身体と命、救える子どもたちの命を守るために、いろいろな団体や関係機関と一緒に必要なサポートをしていきます。
相談してくれた一人ひとりの悩みに寄り添い、必要な病院や区役所の福祉や健康保険の窓口や保健センターなどへ一緒に行き、妊娠の確認、健康保険証や母子手帳の申請手続きや、入院助産の利用などの手助けをします。
納得のいく結論を出せるように、色々なサービスや制度を紹介し、「産む」「産まない」「自分で育てる」「自分で育てられない」など、出した結論を尊重し、様々なサポートにつなげます。
出産後や中絶後の生活の立て直しについても一緒に考え、新宿区の子ども総合センターをはじめ、保健センターや福祉の窓口やハローワークの若者就労支援などと連携し、必要なサポートにつなげて寄り添っていきます。「今の生活を立て直したい」「高等学校卒業程度認定試験」や専門学校や大学への進学を目指して立て直したい」「昼間の仕事に就職したい。自分にどんな仕事が向いているかわからない」と思われたときに、一緒に考え、義務教育終了後の学習支援や、職業の適性を知るキャリアコンサルティングや履歴書の書き方や面接の受け方などのサポートを行います。
なぜこの課題に取り組むか
幼い時から、虐待や貧困等の中で、家庭や学校に居場所がないまま育った子どもたちが、信頼できる大人を持てずに思春期や青春時代を過ごしています。「あなたは、ひとりじゃない。振り返った時に私たちがいる」ことを発信し、「望まない妊娠」や「性被害」等の悩みをひとりで抱え込まないで相談できる窓口を私たちは目指しています。
妊娠相談にとどまらず、社会的経験や知識に乏しく、児童福祉法や行政の制度のはざまで支援が届かないでいる10代・20代の若い女性たちが、ひとりの命も失うことのないように、意思に反して生まれた子どもの命を奪う犯罪を犯さなくてすむように、とことん寄り添い支援を継続します。
また「自分は、大切な存在である」ことに気づき、生活の立て直しの希望を持った時にも、実現に向けて様々な関係機関や団体と連携して必要な支援を行います。
寄付金の使い道
〇相談体制の拡充・・・現在、相談スタッフのほとんどが、他に仕事を待ちながら、ボランティアで相談を行っています。(2021年度は助成金を受け、助産婦2名には薄謝あり)
メール相談(24時間・年中無休)行政の窓口が閉まっている夜間の電話相談(毎日夜の18時〜24時)
〇シェルター「雨宿り」の維持費・・・妊娠してお金がなく住まいを無くした女性が行政支援につながるまでの間の一時的な居場所、面談や研修場所として活用。
〇必要に応じて病院や区役所の福祉や健康保険の窓口や保健センターなどへ同行、妊娠の確認、健康保険証や母子手帳の申請手続き、入院助産の利用などの手助けを行う交通費等の経費。
〇病院の受診料、生活の立て直しへの学習支援やキャリアコンサルティング等の支援経費
※ご寄付いただいた方に、毎月活動ニュースを郵送でお送りしています。