私たちの取り組む課題
人生を楽しむ教育を子どもたちに
私たちは、キャリア教育に関心を寄せる大人が活動するオンラインコミュニティ「Eキャリ部」の運営を通じて、キャリア教育の授業・ワークショップの開発や提供、学校現場のキャリア教育を支援する外部人材を増やすための活動などを行っています。
私たちの活動:
- 子どもたちの自己肯定感を高める授業・ワークショップを開発・提供する
- 団体の目的と趣旨に賛同する大人が繋がる場をつくり、相互学習と実践の場を提供する
- 上記の活動を通じて質の高いキャリア教育支援者を増やし、学校現場のキャリア教育を外部からサポートする
なぜこの課題に取り組むか
子どもの自己肯定感・自己効力感が低い日本
13歳から29歳の若者を対象とした国際調査で、「自分自身に満足している」「自分には長所があると感じている」と答えた若者は、参加7か国のなかで日本が最下位。日本の若者や子どもたちは、自分自身を肯定的に受け止められていない現状があります。
また、「自分で国や社会を変えられると思う」と回答した18歳は、18.3%。日本の若者は、「自分の参加によって、社会が変えられるかもしれない」という意識が、諸外国に比べて低い傾向にあります。
未来をつくるのは子どもたち
自己肯定感や自分らしさは、人生の選択や挑戦の原動力です。
多様な人と関わり合いながら、自ら気付いた自分らしさを大切にする。自分らしさを発揮し、やればできると実感する。そして、子ども達一人ひとりが違いを認め、相手を尊重しながらも同調圧力には負けず、自分で考え決めて行動に移していく。将来、こういう子ども達が社会に出ていくことで、よりよい社会が築かれていくと、私たちは考えます。
ナナメの関係の大人だからこそ、子どもたちが「ありのままの自分のよさに気づくきっかけ」を作れる
私たちの団体の強みは、キャリアコンサルタントの国家資格を持ったメンバーが多数活動に参画していること。キャリアコンサルタントは、対話を通じて気づきを促すサポートのプロです。
xTReeEが提供するキャリア教育の授業・ワークショップでは、キャリアコンサルタントとの一対一での対話の時間を通じて、子どもたちが自分のあり方を肯定的に受け止められるようになることを支援しています。
親でも先生でもない「ナナメの関係」だからこそ、子どもたちは、普段は言葉にできない素直な思いを話してくれます。自分の思いを言葉にしてそれを否定されずに受け止めてもらえる体験は、子どもたちが、ありのままの自分に自信を持つきっかけになります。
<キャリア教育授業・ワークショップの例>
◎らしさ発見プロジェクト
「友だちやプロの力を借りて、自分のよさ・持ち味を見つけ出す」ことをテーマに、児童生徒一人ひとりが自分や相手の「よさ・持ち味」に着目し、認め合うことを大切にする授業プログラムです。
キャリアコンサルタントが、児童生徒とオンラインで対話し、一人ひとりの思いを引き出し「よさ・持ち味」についての気づきを促すことで、子どもたちの将来に向かっての歩みを応援します。
授業のねらい:
- 友達や専門家(キャリアコンサルタント)との対話を通して、自他の「よさ・持ち味」を見つける“まなざし”を身に付ける。
- 強みと弱みは表裏一体の個性であるという気づきを促し、自分自身の「よさ・持ち味」に気付く。
これまでの実施実績(実施順):
2020年度:松山市立椿小学校、松山市立東雲小学校、大阪市立白鷺中学校、関西創価中学校
2021年度:大阪市立白鷺中学校
2022年度は、「令和4年度 大阪市市民活動推進助成」「2022年度 日本郵便年賀寄付金配分事業」の助成金を受け、大阪の6つの学校で授業を実施します。
寄付金の使い道
皆さまからのご寄付は、以下の活動のために大切に使用させていただきます。
1)小中学校でのキャリア教育授業・ワークショップの実施
2)キャリア教育の認知向上と理解促進のための広報活動
※領収書について
寄付をお申し込みの際、「領収書の発行を希望する」にチェックを入れられた方には、事務局より後日メールにて領収書を送付をさせていただきます。郵送での領収書の送付をご希望の方は、寄付申し込みフォームの団体へのメッセージ欄もしくはメールにて、その旨お伝えください。