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「神を愛し、隣人を愛せよ」との聖書の考え方に基づき、人種、宗教にかかわらず、人間としての必要条件と尊厳が失われている世界の人々がより人間らしい生活ができるよう、経験、技術、財を 『 わかちあうこと』

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取り組み一覧

紛争から立ち上がる南スーダンの子どもと平和を守る

事業の目的

わかちあいプロジェクトでは、90年代に実施したケニアの難民支援事業の際、現地の難民キャンプで共に活動した元難民のデイビッドさんがオーストラリアに移住後、故郷南スーダンの人々を救うために立ち上げたNGO「Peace Palette(ピースパレット)」に協力し、設立当初の2011年から南スーダンの子どもたちを支える活動を行っています。

ピースパレットは、紛争による難民やその子どもたちを広く受け入れ、戦争孤児のストリートチルドレンを救う目的でチャイルドセンターを作り、子供達の安全を守る活動などを行っています。

また、独立後の南スーダンでは、仕事がなく行き場を失った若者が民兵となって戦地に身を投じることが問題となっているため、青年向けの平和構築プロジェクトを開始しました。

不安定な国の政治環境下で財政的にも困難がある中、地域の人々と協働しながら、児童保護・教育、社会ビジネス、メンタリング、地域開発の活動を行っています。

これまでの活動

南スーダンでは現在、仕事がなく行き場を失った若者が民兵となって戦地に身を投じることが問題となっています。そこでピースパレットは、スポーツを通して南スーダンに平和を構築しようと、2016年にS4P(Sport for Peace)というプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、平和構築のトレーニングと、バスケットボールリーグの設立という2つの事業を展開しています。

2016年12月には、ピースパレットチームとトゥイク州のチームによるバスケットボールの親善試合を行いました。

2017年12月末には、初めてとなる大規模な大会をトゥラレイで開催し、近隣の4つの州の代表選手48人と3,000人以上の観戦客が集まりました。

2018年12月の第2回の大会では更に参加者を増やし、6つの州から選出された85名の選手が参加し、初となる複数州の混合チームである5名のガールズチームと、11名のU14(14歳以下)チームが結成されました。

2019年4月にはトゥイク州で親善試合が開催され、14歳以下の男の子20人、女の子15人がスポーツで触れ合いました。

大会では、参加した選手やバスケットボール協会、コーチに対して平和構築のトレーニングを実施し、平和の意味、和解と寛容、紛争の原因、傾聴力、効果的なコミュニケーションなどをテーマに議論し、平和について学びました。それらの選手たちはピース・アンバサダーとして、州の垣根を超えた平和構築に貢献します。

内戦中にあるとはいえ、大会は揉め事もなく全ての参加者がスポーツマンシップに則って穏やかに開催され、スポーツを通して人々の間の偏見を無くし、円満な関係を築くことによって草の根レベルで対立を無くしていこうという目的にまた一歩近づきました。

大会に参加した選手は、「参加できて本当に嬉しい。このバスケットボール大会がなければ、他の州の人と会えることは二度となかった。」と話しました。

このトレーニングの参加者が、学んだことを各自が住む地域に持ち帰り、新たな平和構築のリーダーとなって南スーダンの平和の架け橋になっています。このピースパレットがつくる平和の連鎖が、長引く内戦による憎しみの連鎖に打ち勝つことを願うばかりです。わかちあいプロジェクトはこれからもピースパレットの活動を支援していきます。

これまでの事業成果

ピースパレットの代表のデイビッド(David Vincent)は、スーダン独立紛争により発生した難民を保護する目的で1992年にケニアに設立された「カクマ難民キャンプ」で暮らしていました。わかちあいプロジェクトは、1993年に初めて同キャンプに古着及び食料の支援を行い、スタッフやボランティアを送って現地の教育施設建設等に携わりました。当時、わかちあいプロジェクトの現地日本人スタッフ、故高村憲明さんの元で現地スタッフとして働いてくれたのがデイビッドです。カクマ難民キャンプのサッカーチームのキャプテンとしても活躍しました。

デイビッドは難民キャンプからオーストラリアに移民として渡り、メルボルンで仲間たちと共に、ピース・パレットを設立しました。 以来、わかちあいプロジェクトでは毎年寄付を集め、ピースパレットの活動を日本から支えています。

2011年にアフリカ大陸54番目の国家として誕生した南スーダンで、まず戦争孤児のストリートチルドレンを救う目的でチャイルドセンターを作り、子供達の安全を守る活動を行いました。

そしてカクマ難民キャンプでプロジェクトマネージャーとして活動していた故高村憲明さんが自動車事故で亡くなった後、彼の意思を継ぎ、彼の名前を冠した子どもの教育施設「ノリアキ多目的センター」を設立しました。

2013年9月には、自伝「The Boy Who Wouldn’t Die」を出版し、南スーダン難民への支援を呼びかけました。

2017年、2018年に開催した平和構築のためのバスケットボール大会でも、活躍した選手には、故高村憲明さんの名前を冠した「ノリアキMVP賞」という賞が与えられました。

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0336347809

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代表:松木傑

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