私たちの取り組む課題



「わははハウス」で地域とつながり生きていく見通しまでを、経験者同士のつながりで支えあう
わははハウスは、障害児を育てる保護者によって運営されている常設のコミュニティスペースです。さまざまな障害児育児のための情報と地域情報が集まるこのコミュニティに緩やかにあつまり、気軽に話をすることが地域の中でさまざまなつながりをつくる自信につながっていきます。
- 障害児者家庭の孤独を防ぐピア活動
- 障害児者・要支援者および地域・支援者に対する防災啓発活動
- 不登校に関する情報提供とピア活動
なぜこの課題に取り組むか



見通しのない育児を孤独にしたくないから
障害児が増えている現状
近年では医療の発展とともに医療的ケアのもと支援を受けながら地域で暮らす子どもと家族が増えています。また、発達障害に対する社会的認知が進むとともに、早期に診断を受ける機会が増えるなど、障害児者の割合は著しい増加傾向にあり、社会の支援体制も大きく変化しています。
保護者のケアを通じて子どもの未来をつなぐ
子どもの障害がわかった直後の保護者はそのショックから孤立化しやすく、わが子の将来の見通しが立てられず不安を抱えながら、どこに相談していいかさえわからない孤独な状態から育児をスタートします。また、子どもと向き合う日々の中では、直接支援者に話しにくい悩みも多くあります。さらに、障害児を育てる家庭の中には、保護者自身が体調を崩し家庭内でドミノ式にケアが必要になることも珍しくありません。
苦しいとき、つらいとき、本当は誰かに話を聞いてほしい。その気持ちは、同じ悩みを持ち、経験したピアの立場だから話せることがあります。
必要な育児の情報が得られるという安心感は、これからの育児の見通しを支える基礎となります。
そして、保護者の不安を取り除くことが、子どもにとっても安定した環境へとつながっていくのです。
支援を必要とする家庭が、必要な支援に繋がれるように。地域の中で、それぞれが自分らしく生きられるように。その願いを形にするために、私たちは活動しています。
寄付金の使い道



いただいた寄付は団体の運営活動費や各種プロジェクト費として活用いたします。
具体的なプログラムについては、以下をご覧ください
Project.1 わははハウスとわははの輪の運営
わははハウス…大阪市生野区にあるコミュニティスペースです。障害児育児や障害者の生活に役立つ情報以外にも、不登校支援情報、地域情報なども取り揃えていて、誰でも気軽に立ち寄ることができます。
わははの輪… 障害児者家族が地域で生活するために、のんびり雑談や情報交換をしながらゆるやかにつながるピアのコミュニティです。毎月開催の「輪母の会合」や、プライバシーに配慮した個別ピア「ほこほこ」などがあります。
Project.2 障害のある人・配慮が必要な人への防災活動
防災に必要不可欠なのは『自分の住むまちを知り、地域とつながる』こと。輪母ネットワークでは地域の防災情報の共有や、障害特性に合わせて備えるための『障害のある人・配慮が必要な人と家族のための防災ワークブック』『緊急時SOSカード』を発行し、生活の中の防災をサポートしています。
障害のある人・配慮が必要な人への防災ワークブックの発行と配布に特化した寄付プログラムもあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://wahaha-network.com/donation_bousai/
Project.+ 様々なその他の活動
ストップフードロスプロジェクト… 障害児者家庭や子育て家庭に向けたフードパントリー事業を通じて、貧困対策とフードロス問題にも取り組んでいます。日常生活の中でフードロス食品の消費に協力することで、障害児者家族が社会活動に参加しやすい環境づくりをしています。
ワークショップ・研修の提供…障害児者の生活に関すること,子どもや要配慮者の防災,インターネットの安全講習などのワークショップや研修プログラム提供。