事業の目的
劇場でのオペラ鑑賞は、オペラを観たことのない人たちにとってハードルの高いものです。高額なチケット、3時間以上に渡る長い公演時間、加えて小学生~未就学児の入場は断られる場合も少なくありません。
こうした理由で鑑賞の機会を得られない方にも、オペラの面白さや、マイクを通さない訓練された歌声の迫力を知ってもらいたい。そんな想いから、3000円程度の低価格を実現しました。上演時間も1~2時間程度とし、忙しい現代人の負担にならないよう工夫されています。
また、子供連れのご家族もご入場できる「ファミリー向け公演」も企画中です。通常の小ホール公演よりもさらに小さいサロンホール等を用い、自分がまるで物語の中にいるかのような距離感でオペラをお届けします。さらに、通常は休憩込みで3時間程度かかるオペラ上演を数十分~1時間以内の短縮版に再編し、お子様の集中力にも配慮しています。
これまでの活動
第1回公演「クリスマスコンサート」
◆公演日時:2015年12月25日
◆会場:サローネフォンタナ
◆概要:
60席程度のサロンホールを利用し、ガラコンサートと「愛の妙薬」を上演しました。
同年6月に任意団体として発足し、初めてのホール公演でしたが、Vivid Opera Tokyoの特徴である分かりやすさと面白さを追求し、後の団体活動の基礎を築きました。
第2回公演「恋人たちの学校」
◆公演日時:2017年1月24日
◆会場:日暮里サニーホールコンサートサロン
◆概要:
第1回より少し大きい100席程度のサロンホールを利用し、オリジナル要素を加えたオペラを上演しました。その名も「恋人たちの学校」!
天才台本作家ダ・ポンテ×天才作曲家モーツァルト、2人の天才は3作の傑作オペラを遺しました。「このダ・ポンテ三部作を1公演で紹介し、楽しんでもらうことはできないか?」そんな思いから着想を得て誕生したのがこの【恋人たちの学校】でした。
第3回公演「こうもり」
◆公演日時:2018年4月20日
◆会場:杉並公会堂小ホール
◆概要:
Vivid Opera Tokyo初の本格的なホール進出でした。オペレッタの巨塔「こうもり」を全編日本語で上演し、大好評をいただきました。VOTの喜劇スタイルを確立するに至った公演でした。
第4回公演「帰ってきた!恋人たちの学校」
◆公演日時:2019年4月22日
◆会場:杉並公会堂小ホール
◆概要:
好評だった第2回公演の再演です。様々な経験を踏んだ出演者たちがそれぞれ積み重ねた技術を持ち寄って、第2回公演を凌ぐ上質な公演を届けることができました。
第5回公演「ジャンニ・スキッキ」
◆公演日時:2020年6月5日・6日
◆会場:府中市市民活動センターバルトホール
◆概要:
※この公演は中止となりました。詳しくはこちらをご覧ください。
これまでの事業成果
オペラを全く知らない層にも楽しんでいただくことを念頭に、集客・舞台づくりに取り組んだ結果、
多くのオペラ初体験層にご来場いただき、高い評価と満足度を獲得することができました。
◆お客様の声
・オペラを知らない友達を連れてまた見にきたい
・VOTの公演を見たことをきっかけにオペラ観賞をはじめた
また、ホール公演の企画・演奏を通して、訪問演奏事業にも転用可能な技術・ノウハウの蓄積も達成することができました。
事業の必要経費
小ホール公演の場合、会場費・出演料・スタッフ人件費・道具代・衣装代・広告費・その他諸経費、総額100万円程度(1公演あたり)の予算が必要となります。