私たちの取り組む課題
私たちは、以下の3つの柱を中心に、事業を企画運営していきます。
☞スポーツと平和
スポーツは、心身強化を図るだけではなく、ハンディキャップの有無・国籍・宗教・年齢に関わらず、多様な人々の心を一つにする力を持つ。多様な人々を尊重し、共同していく社会を作るものです。
ユニタール協会では多様な人々を巻き込んだスポーツイベントや公開セッションを今後も実施していく予定です。
☞SDGsと教育
SDGs対する認知度は年々高まってきています。ユニタールではSDGsに対する意識醸成を高めるワークショップや公開セッションなどのイベントを実施しています。
また、当協会ウェブサイトやソーシャル・ネットワークを通したSDGsに関する投稿も随時行っています。
☞女性の権利
男女が社会の対等な構成員として、自らの意思において社会のあらゆる分野における活動に参画することは、社会を活性化させるとともにダイバーシティ社会を作るために重要なことです。ユニタールでは主に経済分野での女性のエンパワーメントに着目し、事業を実施する予定です。
なぜこの課題に取り組むか
国連訓練調査研究所(ユニタール)とは
~1965年の設立以来、研修事業に特化した国連機関として、世界各国の人財育成・開発を支えています。~
ジュネーブ、ニューヨークについで2003年に設立された国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所は、紛争後の復興/平和構築、軍縮、持続可能な開発目標(SDGs)などを柱に、アフガニスタンや南スーダン、イラクなど、世界中の若きリーダーたちに研修を行ってきました。
原爆の惨禍から平和都市として現在の美しい街へ復興を遂げた広島の姿は、苦難に直面する途上国の研修生に未来への大きな希望をもたらしています。
国連訓練調査研究所(ユニタール) 広島事務所 | UNITAR
「平和を実現するための段階ごとに必要となる支援があることが分かった」
これは、国連ユニタールの事業内容を聞いた人からよく聞かれる感想です。
国際的な支援というと、物国際的な支援というと、物資や医療といったハード面での支援を思い起こす人が多いかもしれません。しかし、日本の復興が物語るように、国が成長していくには、その国で、リーダーシップをとれる人や、新しいビジネスに挑戦する人財というソフト面の支援も必要になります。
国連ユニタールは、人財育成を通して持続可能な開発のための国の基盤を作ることを目標としています。国連ユニタール協会の会員として、国連ユニタールの事業を支援するということは、世界の人財育成に貢献することであり、ひいては世界の平和の実現に貢献することにつながります。
国連ユニタール協会とは
国連ユニタールでは、これまでも日本への貢献活動として、90件以上の公開セッション及び100件近くの広島事務所長やスタッフの講師派遣を実施してきました。
しかし、本部が海外にあること、そもそも国連機関であることから、中々地域のニーズに即した動きをしづらい状況が続いてきました。当協会では、ユニタールと日本の皆様をつなぐ窓口として、皆様にニーズに迅速かつ柔軟な事業活動を実施していきます。
国連ユニタールが、開発途上国の支援を行うのに対し、当協会は日本における人材育成に重点を置いた事業を実施します。国連ユニタールの世界中に広がる人的ネットワークや知見を活かし、日本に住んでいながら、国際的な視野や交流を広げる機会を皆様に提供します。
寄付金の使い道
国連ユニタール協会はユニタールと覚書を取り交わし、2020年2月21日から本格的に始動しました。きしくも、新型コロナウイルス感染症が日本国内で蔓延し始めた時期と重なってしまい、イベントや研修をオンラインのみで実施することになり、賛助会員の獲得も厳しい状況が続いています。そのため、費用がかかるイベントの実施が難しい状況になっています。
皆様からいただいた寄付は、以下のように活用します。
① 事業費 - 研修実施費用(講演料、資料代等)
公開セッション開催費(パネリスト報酬等)
② 設備費 - ウェブサイトやシステムの維持費、運営費等