私たちの取り組む課題
7人に1人の子どもが貧困状態にあり、13万人を超える子どもが不登校となり、
12万件を超える子どもの虐待相談が寄せられ、4万7千人に子どもが高校を中退する。
71万人の若者が仕事に就くことができず、54万人の若者がひきこもり、
3千人近い子ども・若者が自ら命を絶っている。
虐待、ネグレクト、貧困、いじめ、病気、障がい、非行、不登校、ひきこもり・・・。
様々な困難を抱えながら、自立することができず、孤立する子ども・若者がいます。
しかし、彼らは社会的課題を抱えた「可哀そうな」子ども・若者ではありません。
社会的(と呼ばれる)課題を抱えていても、いなくても、
彼ら・彼女たちは1人の子ども・若者であり、「ヒト」です。
苦しいこと、辛いことはもちろん、嬉しいこと、楽しいこと、ワクワクすること・・・
その1つ1つを抱えていたり、感じたりすることが「生きる」ことだとすれば、
私たちは、その「生きる」を大切に、彼らに向き合い続けたいと思います。
なぜこの課題に取り組むか
「語弊があるかもしれないけれど、震災がきて救われたって思ってるんだよ。」
父親のリストラをきっかけに生活は困窮、父から母への暴力は絶えず、姉は家出、自分自身も不登校。
そんな、本人の力では、どうにもできなかった困難から、中学生を救ったのは、震災でした。
貧困、いじめ、ネグレクト、虐待・・・その子自身ではどうしようもできない状況に置かれ、
誰にも「助けて」の声を上げられずにいる子ども・若者がいるという社会。
社会的課題(と呼ばれる)課題を抱えていても、いなくても、「ヒト」として向き合ってくれる存在に、
子どもも、若者も、大人も、なかなか出会えなかったり、そうあれない社会。
1人でも多くの子ども・若者が「生きててよかった」と思えるように、私たちは活動します。
寄付金の使い道
幣法人では寄付者の皆さまを、「ギフト(贈り物)」を届けてくださるギフトチューターの一員だと思っています。みなさんが「キフ」という形で送ってくださった「ギフト」を、活動を通じて子どもたちへ届け、そしてまた贈り物が循環する、そんな社会に繋がれば良いなと思っています。