私たちの取り組む課題
日本のバレエ団に所属するダンサーは、バレエ公演の収入のみで生計を立てる事ができているダンサーはほんの一握りです。
アルバイトを掛け持ちしながらや、スタジオに所属してレッスン講師をしながら、その合間を縫ってバレエ公演の練習をしています。
バレエの舞台で踊る事だけでは、生活ができないダンサーの現状を谷桃子バレエ団では真摯に受けとめ、大きな課題として取り組んでいます。
なぜこの課題に取り組むか
谷桃子バレエ団では、日本でバレエでを学び海外留学を経て海外のカンパニーに所属する優秀なダンサーが多くなってきている現象を見て、日本のバレエ団としてできる事を模索しています。
確かに海外のカンパニーに所属する事で「職業バレエダンサー」として生計を立てる道が開けますが、海外に才能豊かなダンサーが流出してる要因にもなっています。
結果的に、日本国内にいながら水準の高い様々なバレエ団の公演を見ることが難しくなり、「バレエを習っていてもバレエの舞台を見たことがない」という子供達も多くいます。
日本のバレエ芸術の発展のためには、日本での活躍の場を増やす事が必要になります。
谷桃子バレエ団では、ダンサーの活躍の場をバレエの公演に限定せず、エンターテイメントとしてファンとの交流やSNSを利用した今の時代に合わせる戦略に切り替え「日本でも職業バレエダンサーが増える事」を目標に様々な開拓をしています。
寄付金の使い道
公演回数を増やす事で、出演料がダンサーの収入に繋がります。
ただ、公演を実施する代金はチケット売上金だけでは難しく、スポンサーの方の協賛金やご寄付によるご協力が不可欠です。
また、寄付金はポアントなどダンサーにとって必需品となる用具の購入などにも使わせていただきます。