私たちの取り組む課題


当法人は、利用者さんにとって「通い続けられる変わらない居場所」を提供し続けることを最も重要な使命としています。行政からの訓練等給付費は大切な財源ですが、国の訓練等給付費は「通所実績」に基づいて支払われるため、私たちは支援を最も必要とする人が休むたびに経営が厳しくなるという構造的な矛盾に直面しています。
体調の波や特性により通所が不安定な方々へのきめ細やかな個別サポートを継続するほど、作業所の収入が大幅に減少します。収入が減少しても、作業所の家賃や、長期的な支援の質を担保する専門職員を配置するための人件費は変わりません。このままでは、サービス提供の継続が危ぶまれます。
なぜこの課題に取り組むか
この「変わらない安心の場」こそが、社会参加への最も重要な一歩だと考えるからです。体調の波があっても、また来られると安心して思える居場所を維持できなくなると、利用者さんの生活と活動が「支援の途切れ」によって脅かされます。
私たちは、この事態を避けたいと強く願っており、「体調の波があっても、誰一人として支援から遠ざからない」居場所を維持することが使命です。日々の収益努力(利用者さんの高い稼働率の維持や工賃向上など)ではカバーしきれないこの活動基盤を守り、継続していくために、皆様の温かいご支援が必要です。
支援金の使い道
皆様からのご寄付は、給付費や収益事業ではカバーしきれない活動基盤を維持・強化するための重要な運営事業費として、利用者さんの安心を確かなものにするために活用させていただきます。
具体的には、事業の継続性を確保するための施設の家賃や、長期的な支援の質を担保するための専門職員の人件費といった基幹経費、そして、利用者さんがより安定して活動できるよう専門的な職員研修や環境改善に充てる費用として大切に使わせていただきます。

