私たちの取り組む課題
近年、一時的な幸せを意味する’’Happiness’’ではなく、身体的・精神的・社会的に良好な状態を意味する’’well-being’’の概念が国際的にも注目を集め、関連する調査も国内外で行われています。
ユニセフによる国際調査によると、我が国の子供については、「身体的健康」では38か国中1位であったのに対し、「精神的幸福度」では37位となっています。
社会的な面でも、「すぐに友達ができると答えた15歳の生徒の割合」が40か国中39位となっています。精神的・社会的側面において我が国の子ども・若者のwell-beingの低さがうかがわれるところであり、バランスよくwell-beingを高めていくことが求められています。
家に帰ると誰かが待っていてくれる。
家の中で安心を感じることができる。
お稽古事や習い事で自分の可能性を広げることができる。
そんな当たり前のような環境があたりまえでない子どもたちがたくさんいます。
家庭の抱える困難が複雑・深刻化して、安心し過ごせる居場所がなく、孤立してしまう子どもも少なくありません。
私どもスペースは、子どもたちの
様々な体験活動の場を作りたい!
他者(社会)とのつながりを得られる場所を作りたい!
子どもたちが、1つでも多くの居場所を得ることで
「well-being(肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、良好な状態)」
であることを目指して支援したい!
これが、私たちの思いです。
子どもたちの「well-being 」ために、
私たちは、以下のことに取り組んでいます。
〇一人ひとりの子どもの特性を探り、一人ひとりに合った学習環境づくり
〇学習支援のみにとどまらず、様々な体験活動を通した子どもたちの社会的自立の支援
〇不安や困りごとを抱えた子どもたちが安心して過ごせる居場所、学び場づくり
〇不登校の児童・生徒と学校に通っている子どもの交流活動
<主な事業>
〇フリースクール
〇みんなの居場所(夏休み、冬休み、春休み)
〇農業体験
〇お金の学び(金銭教育)
〇高校受験対策教室フリゼミ!
〇プログラミング教室
〇ダンスDE交流
なぜこの課題に取り組むか
松江市における不登校の児童・生徒は400人近くおり、不登校傾向の人数を含めると500人を超えます。(R1.4)その要因は学校に係る問題、家庭に係る問題、本人に係る問題が複雑に絡み合っていることが多く、子ども一人一人の背景に寄り添った支援が必要です。
ひとり(または子どもだけで)で過ごすことが多いと、他者(社会)との関わりが薄く、孤立感を抱いたり、困りごとを相談できず孤立することもあります。
子どもたちが、地域とつながり、他者と交流し、体験を共にする機会を多く持つことが重要だと考えます。
寄付金の使い道
居場所事業の運営・設備費
体験活動・学習支援事業の運営費
などに使わせていただきます。