私たちの取り組む課題
1.高齢化する生産者支援
高齢化により、道の駅まで作物を運搬できない生産者が増えてきています。せっかく丹精込めて育てた作物ですから、ぜひともお客さんのもとに届けたい。そこで、思惟の風では生産者のもとへ野菜の集荷に向かう支援をスタートします。すでに村では村民のための無料バスも走らせており、交通難民対策を行っています。思惟の風でも地域の困りごと解決のための支援を今後とも担っていきたいと考えております。
2.ムラ独自の商品開発
食材の宝庫たのはた、しかしこれまでは外へ素材を提供することが主でした。商社や卸業者さんからは「さすが田野畑産だ!」と高い評価を頂いていたものの、消費者のもとへは知名度の高い「三陸産」として届けられ、一般の消費者から「田野畑産」として評価される機会を得ることが難しい状況にありました。そのような現状を打破すべく、生産者の頑張りを直接消費者のもとへ届けられるよう、思惟の風は田野畑オリジナルの商品開発に挑戦していきます。
3.6次化による移住者誘致
食や暮らしや働き方=生き方を見つめなおす人が多くなったことで、できれば田舎で何かを生産しながら暮らしたいという需要が高まりつつあります。そこで壁になってくるのが、「食べていけるのかどうか」、そこで加工や販売の支援をすることで付加価値をつけ、生産者の所得向上につながるような手助けをしていきたい。生産・加工・販売、あるいは一次産業と観光といったようにこれまで分断されていたものを一体的に展開していくことで地域の魅力を引き上げ、移住者を獲得していけるようなムラづくりへ挑戦していく。
なぜこの課題に取り組むか
風そよぐ、人つなぐ
世界に誇れる食材の宝庫であり、人材の宝庫でもある田野畑村。しかし時勢には逆らえず、人口減少・高齢化の道を辿りつつあります。
海・山・大地が織りなす大自然の恵みが集まる田野畑、そこに新しい風を吹き込み、人と人がめぐり合う場・地域のめぐりをよくし活性化する場を創造する。
地域の外から人、情報、意識を運んできて、ムラの外へも発信する。外からの風・内からの風を巻き起こしながら、地域内の停滞しつつある空気を動かすもとになる。
寄付金の使い道
当法人では、一般寄附金をこの法人の定款に定める事業の使途に使用ます。
定款に定める事業は
(1)田野畑村の地域振興の推進に関すること
(2)田野畑村の産業振興の推進に関すること
(3)田野畑村の社会福祉などの推進に関すること
(4)田野畑村の文化芸能などの推進に関すること
(5)田野畑村の学校教育などの推進に関すること
(6)田野畑村の防災および防災教育の推進に関すること
(7)田野畑村の公共施設の指定管理、運営に関すること
(8)広域的な地域貢献に関すること
(9)その他この法人の目的を達成するために必要な事業