私たちの取り組む課題

スポーツ庁「令和6年度 障害児・者のスポーツライフに関する調査研究」によると、
障害のある人が過去1年間で障害のない人と一緒にスポーツを行った経験がある割合は、わずか24.7%でした。
さらに、経験がある人でさえ、その多くは 友人(40.7%) や 家族(38.0%)、あるいは 所属クラブの仲間(31.5%) に限られ、地域社会の中で自然に混ざり合う機会は依然として限定的です。
混ざり合う機会をつくりたい
障がいの有無に関係なく、仲間と協力しあい、同じ目標を目指す機会をつくりたい。
私たち琉球Agachiは、ブラインドサッカーを通して、
誰もが当たり前に混ざり合い、つながり、楽しめる場を沖縄から広げていきたい。
障がい者スポーツを「特別な世界」ではなく、
誰でも参加できる、共に喜びを分かち合えるスポーツ へと変えていくことを目指しています。
ブラインドサッカーを沖縄でするために…
サッカーの競技人口が日本で800万人以上と言われる一方、ブラインドサッカーの競技人口は全国でもわずか数百人規模で、チーム数も限られています。
そのため、私たち琉球Agachiが公式戦や練習試合を行うには、自分たちが県外へ遠征する か、または 試合に欠かせない「サイドフェンス」を沖縄へ輸送する しかありません。
競技に打ち込める環境の未整備、活動資金不足
沖縄県内には、ブラインドサッカー専用の練習環境が整っていません。特に競技に欠かせない「サイドフェンス」は非常に高額で、現在はサイドフェンスに似た囲いで囲まれている場所でしのいでいる状況です。
輸送だけでも数十万円が必要です。
さらに、遠征費や宿泊費も大きな負担となり、「試合をしたいのに環境が整わない」「子どもたちに本物の競技環境を経験させたいのに連れていけない」——そうした状況が続いています。
競技人口の少なさ、チームの少なさ、沖縄という地理的ハンデ。
これらすべてが、私たちの活動に大きな制約をかけています。
沖縄で誰もが思いっきり体を動かすことを目指して
ブラインドサッカーを通して夢を追う選手がいます。挑戦したい子どもたちがいます。
だからこそ、琉球Agachiは沖縄から挑戦を続け、誰もがスポーツを楽しめる未来をつくりたいと考えています。
そのためには、活動を支える資金と、練習・試合の環境整備が必要不可欠です。
なぜこの課題に取り組むか

琉球Agachiの組織使命
琉球Agachiには3つの組織使命「Value(何を大切にしているか?)」「Mission(何のために活動しているか?)」「Vision(どんな未来を作りたいか?)」があります。
♦ Value “人と人との繋がり” “絆” “多様性”
ブラインドサッカーを通じて、繋がることで生まれる「絆」と、誰もが活躍できる「多様性」を大切にすることができる社会を造ります。
♦ Mission “仲間と協力” “垣根をなくす”
ブラインドサッカーを通じて、仲間と協力し合いながら、ゴール(競技性、目標、成長)を目指すことで、すべての垣根をなくし、共に喜ぶ機会を提供します
♦ Vision “ゆいまーる精神(「ゆいまーる」=「助け合い」)”
障害の有無によらず、誰もがお互いに助け合える気持ち「ゆいまーる精神」を育み、発揮していける社会を目指します。
なぜ取り組むか?
ブラインドサッカーの普及を通して、障害の有無に関わらず、混ざり合い、共に一つの目標に向かって支え合える社会を沖縄から実現したいです。そのためにこのプロジェクトに取り組みます。
支援金の使い道


皆様から頂いたご支援金は、琉球Agachiの活動を継続し、視覚障がいの有無に関わらず、誰もが安心してスポーツに挑戦できる環境を整えるために使わせていただきます。
1.ブラインドサッカーの試合を沖縄で(最優先)
ブラインドサッカーの試合に欠かせない「サイドフェンス」は数十万円の輸送費がかかります。
2026年2月22日(日)に行われる、福岡県のブランドサッカーチーム「ラッキーストライカーズ福岡」で使用するサイドフェンスの輸送費として使用させていただきます。
2.全国大会・練習試合の遠征費
チーム数が少ないため、公式戦や練習試合を行うには県外遠征が必要です。
選手・スタッフの渡航費・宿泊費を支えることで、チームの競技的なレベルアップにつなげます。
3.練習環境の整備
競技用アイマスク、ヘッドギア、ボール、空気入れ、記録用カメラなどの用具購入やそのメンテナンス、練習施設借用費としてご活用させていただきます。
4.体験会の運営費
沖縄の子どもたちがブラインドサッカーの体験をできる機会を提供するため、その運営費(会場費・機材レンタル・レク保険料など)としてご活用させていただきます。
5.キッズカテゴリー「Agachi Waravers(アガチワラバーズ)」活動費
令和7年度よりキッズカテゴリー「Agachi Waravers(アガチワラバーズ)」を創設しました。視覚障がいのある子とない子が一緒になってブラインドサッカーを楽しむことができます。
琉球Agachiの社会人メンバーがコーチを務め、いろいろ試行錯誤しながら子どもたちの指導をしています。

