私たちの取り組む課題
REEPはこれまで約4億円の資金を日本のNPOやソーシャルインパクトビジネスに提供してきました。その中で向き合ってきたのは「本当に苦しい状況に置かれている方々ほど、支援をたらい回しにされてしまう」という現実です。
それを変えるには、本当に困っている方々にすぐれた支援を届けるだけではなく、それを支援を拡大させるための組織の実力や財務的余力、さらには、政策や市場のあり方を変えていく力を持ち、社会的弱者を取り巻く環境を変えていく必要があります。
REEPはその状況を変えるために、日本の新たな世代の財団として、優れた社会起業家に、継続的な資金の提供と効果検証の方法を提供しています。また、資金提供者の資産の保全と本格的な社会貢献を同時に可能にするギビングファンドという仕組みを提供しています。
REEPの詳しい活動内容や実績はウェブサイトをご覧ください。
なぜこの課題に取り組むか
財団の代表を務めている加藤徹生と申します。「最も苦しい状況に置かれている人々に最高の支援を届けられる世界をつくる」というビジョンに私自身が熱意を持っているのは、私自身が社会的弱者の一人だというシンプルな理由からです。
私自身は免疫障害を持ち、幼少期から公害による健康被害の被害者として育ち、全寮制での養護学校で小学校の1年間を過ごしました。思い返せば、それは私自身が受けることのできた「最高の支援」だったのだと思います。
大阪の南部の山あいにある静かな療養所とそこに併設された全寮制の学校。通常学級では教育を受けることのできなかった様々な世代の子どもたちとの出会い。何があったとしても見守ってくれる看護師さんたち。多様なあり方を受け入れつつも、少しづつステップを考えてくれる教員たち。かけがえのない出会いがあって、自分自身の状況を受け入れ、また、自分自身が環境を変えていく側としての旅路を始めることができました。
私自身が最高の支援に出会えたから、最高の支援をすべての困っている人に届く世界をつくりたいと心から願っています。
寄付金の使い道
財団を支援するメリットは、社会の仕組みや構造に本格的にアプローチできるということと多額の金銭の管理に熟達しているという二点です。
そのために、共に学び優れた社会起業家に出会い、資金提供を行っていくグループ寄付の場と、100万円単位の資金をお預かりし、資産から生まれた運用益を継続的に資金提供を行うギビングファンドを提供しています。また、上記の仕組みをつくっていくこと自体を多くのマンスリーサポーターに支えて頂いています。
基金
グループ寄付
マンスリーサポーター