私たちの取り組む課題
① 地域内のセクター間の壁を取り払い、つなげる人財の育成。
② 地域内での公民連携や官民共創による事業創造。
③ 都市間でのセクター横断人財交流促進及び連携推進。
なぜこの課題に取り組むか
「つなげる30人」誕生の背景には、私自身が、東日本大震災後に複数の三陸沿岸自治体の復興まちづくりの過程で、ファシリテーターとして関わらせてもらった経験が大きく影響しています。
復興の現場で見て感じたのは、その地域やまちに行政・住民・企業を「つなげる」役割を行うチームの有無によって、地域コミュニティの活気や、復興スピードに差があることが最も印象に残っていました。
そこでの経験を踏まえ、「都市部でセクターを「つなげる」人財がたくさんいたら、どんなイノベーションが起こるのだろうか?」という問いが、「つなげる30人」の原点です。
2016年に、渋谷区から始まったこの取組は、2022年現在、横浜・京都・名古屋・広島・町田・千代田区・長野・敦賀・佐世保等、国内の横展開され、地域を「つなげる」人財は全国で600人を越えるまでになり、様々なユニークな公民連携事業や官民共創事業が生まれています。
今後、全国展開を加速させるため上述の課題①②に取り組んでいきたいと思っています。
また、「つなげる30人」実施エリア同士の横連携を推進することで、さらに国内の課題解決にもつなげられるようにするため、上述の課題③に取り組んでいきたいと思っています。
寄付金の使い道
●「つなげる30人図鑑」(仮)の作成
2022年現在、「つなげる30人」メンバーは全国10拠点を超えるエリアで、アルムナイが600名以上いますが、このメンバーが一覧化されたデータベースやコミュニケーションプラットフォームが整っていません。
一つの手段として、オンライン上に「つなげる30人図鑑」(仮)を実装し、全国のメンバーがより気軽に繋がれる機会を増やしていきます。
●「つなげる30人の学校」(仮)の開講
有り難い事に全国から「ウチのエリアでも「つなげる30人」を始めたいのだけど、どうしたら良いのか話を聞きたい」というお声を頂いていますが、すべてに個別に伴走し、立ち上げを支援する体制が整っていません。
一つの手段として、オンライン講座として「つなげる30人の学校」(仮)を開講し、立ち上げたい方がより気軽に学び合い、繋がり会える機会を増やしていきます。
●「つなげる30人新聞」のリニューアル
現在、全国の「つなげる30人」の発信メディアとして「つなげる30人新聞」(https://30fan.jp/)を運営しており、大半の記事は現地の編集部が取材し、記事化をしています。
その中で、多いニーズが、「インタビュー力を上げたい」「ライティングや編集のスキルを高めたい」というものです。
そこで、このタイミングで新編集長の元、抜本的に内容をリニューアルし、各地域の編集体制を整えながら、「つなげる30人」全体の発信力・広報力を高めていきたいと思っています。