私たちの取り組む課題
年々増え続ける何も栽培されなくなった田んぼや畑…。
「これをちゃんと有効的に活用できればどれだけの人の食糧をつくることができるんだろう…」
自国で栽培できる農地があるにも関わらず、それらを活用することもせず、わざわざ海外にお金を払って輸入しているのが、私たちが暮らしている日本です。
私たちは、そんな日本の豊かな資源である田んぼや畑を、次世代にちゃんと受け継いでいく為に有効的に活用していこう!という想いの元、活動をスタートしました。
なぜこの課題に取り組むか
日本の食料自給率をご存知でしょうか?
カロリーベースで38%。生産ベースでは、お米以外は30%以下と言われています。
私たち日本人は、6割近くの食糧を輸入に頼っています。
これは、国内で生産されたもので食べることができるのは父、母、子1人の3人の家庭で言えば、1人だけということです。
万が一のことが起きた場合、飢餓に陥る可能性が充分に考えられるのが私たちが暮らしている日本という国なのです。
更に、生産者の9割が70代に突入し、米農家に於いては9割以上が赤字。これから米農家はどんどん減っていくことはデータを見て明らかです。
今私たち日本人が力を合わせて取り組むべきことは、私たち自身の食糧を守り、確保することだと考えます。
私たちは人類は、食べ物なくして生きていくことはできません。
どれだけAIが発達しても、どれだけ科学が発展しようとも、"食" とは変わることのない普遍的な人間の構造です。
今、私たちの命を支えてくれている生産者が、虐げられてしまっている社会です。
その反動が食品の高騰化という形で現れてきています。高騰化は「生産量の減少」と「生産コストの増加」によりもたらされます。生産コストの増加は、肥料や農薬、トラクターなどの機械類の高騰によるところです。
今、世界的な異常気象の増加、戦争による農地減少、パンデミックによる貿易停滞など、地球全体で食糧が不足すると言われています。
日本もいつ輸入が止まるかわからない。その備えをしていく必要があります。
また、過疎化が進む山間地域では、人の減少よりも獣たちの増加が大きな問題となっています。
このままこの問題を見て見ぬふりをし続ければ、やがては今よりも街に獣たちが頻繁に発生し、人的被害も拡大する可能性があります。
一次産業を支え、守ることが、今の私たちが取り組むべき課題ではないでしょうか?
私たちはこの問題を解決するべく最善を尽くします。
是非、私たちと一緒に豊かな日本を次世代に残していきませんか?
寄付金の使い道
⑴ 耕作放棄地の再生
草刈機や燃料代、種や苗、肥料代といった農作物の栽培に関わる資材や機械代に活用致します。また、土壌調査や水質調査、作物ごとの残留農薬や栄養素などの試験を行い、どのように土壌が変化していくのかなど、安全性をデータとして公開します。
⑵ 田舎暮らし体験ツアー
農村地域の関係人口を増やす為、1泊2日の体験ツアーを用意。1日は農家体験をし地域の古民家へ泊まり、もう1日は地域の歴史散策や企業見学、アクティビティをお楽しみいただける、ツアーの企画やガイドの費用として活用致します。
⑶ 新規有機生産者の独立支援
担い手の育成支援として、栽培技術の指導、座学講座、販路開拓のノウハウ等を学んでいただく為の研修プログラムの費用として活用致します。
⑷ "食と農" の情報配信サービス
日々変化し続ける世界の食糧事情や日本の農業の実態。これまで消費者には届けられなかった「食べ物」に関わる情報を配信。また「安全な食べ物を探している消費者」と「安全な野菜やお米を届けたい生産者」が繋がるマッチング機能や自分の地域にどんな有機生産者がいるのかがわかる農家リストなど、消費者が知りたい農家の暮らしをさまざまな視点で発信していく。
⑸ 【食×農×環境】に関わる各種イベントの企画、運営
「生産者にもっとスポットを当てたい!」「生産者がもっと輝ける社会にしたい!」そう考え、生産者が活躍できる場を増やす為の取り組みとして、マルシェやトークライブ、上映会やゲーム会を企画します。