私たちの取り組む課題
NPO法人岡山・ホームレス支援きずなとは
岡山・ホームレス支援きずなは、ホームレス状態になるおそれのある人々、ホームレス状態に置かれた人々に対して、積極的な関わりを持ち、様々な社会資源を利用して衣食住の確保や就業の機会の確保など、社会的な自立に向けた事業を行っています。当法人では、「ホームレス」の意味を広く捉え、路上で生活している人のみに限定せず、不安定な居住状態にある人々、地域で孤立しやすい人々、過ごす居場所がない人々などもサポート対象としています。サポートの最終目的を、ホームレス状態を脱するだけではなく、当事者の方に伴走するような形で、その方が誰かとつながり、そして地域社会の中で各々が支えあえるような状況を目指し、路上生活者等の命をつなぐための炊き出しや巡回活動、健康・法律・年金などの相談支援や居場所づくり、見守り活動による自立や就労支援を行っています。
なぜこの課題に取り組むか
誰もが安心して過ごせる居場所を
私たちの活動は、路上で過ごす方々のサポートから始まりました。サポートを続けていく中で、彼らは家を失っているだけでなく人とのつながりや居場所を失った状態であることが分かってきました。今私たちは、誰もが地域の中でつながりを再び作り、安心して住み続けられる活動を行なっています。その活動が安楽亭です。安楽亭とは地域に開かれた居場所です。生活困窮者の方々を中心に食を通じた支援をしています。無料の食事を提供している他、洗濯やお風呂も利用できます。毎週火曜日行われる火曜の会ではホームレス状態の方々や以前そうだった方、地域内の単身高齢者や障害のある方を対象に、様々なテーマの話し合いをしたり、畑で野菜作りをしたりするなど、孤立の解消となる居場所として運営をしています。
深夜に岡山駅の地下街や周辺の公園を巡回しています。
岡山駅地下街を中心に市街地を法人スタッフとボランティアが巡回し、ホームレス状態の方々への声かけや相談対応を行います。食料や寝袋、風邪薬などの配布も行います。
寄付金の使い道
安楽亭の運営や夜回りは全てボランティア活動であり、その運営は寄付金やきずなの会員費で賄われています。
【3000円で寄付をする。】
ホームレス状態に置かれている方の中には路上で寝ることを強いられる方もいます。特に冬の路上生活で暖がとれないことは命に関わります。私たちは冬の野宿生活者の方に寝袋を配っています。3000円で冬用の寝袋を一つを野宿生活者の方に配ることができます。
【5000円で寄付をする。】
週に一度の夜回りでは巡回と相談も行いながら30名前後の方に食料を配っています。私たちの夜回りを通じて今まで多くの路上生活者を自立に繋げることができています。5000円で一度の夜回りで配る食料や風邪薬、冬はカイロ、夏はスポーツドリンクを用意することができます。
【10000円で寄付をする。】
安楽亭では週に2回の炊き出しをしています。食材はフードバンクや寄付者からの食料提供で継続していますが、それだけではバランスのとれた料理を作ることができないのが実情です。10000円で炊き出しで60人分(炊き出し2回分)の食事を提供することができます。