私たちの取り組む課題


”母”でも、”子ども”でもない若年女性は支援のはざまに落とされる
DV・虐待・いじめ・ハラスメント・貧困・孤立などの様々な困難を抱え、生活に生きづらさを感じている若年女性は東京などの都市だけでなく旭川市のような地方にも多数います。
また、全国的にみても行政などの公的支援やその他既存の民間の支援は、18歳以下であれば”児童”として、また子どもがいれば”母親”や”シングルマザー”として使えるものも多いのですが、『”母”でもなく、”子ども”でもない』若年女性は、様々な支援のはざまに落とされやすい構造ができあがっています。
しかし、幼少期からの様々な逆境体験とその影響は、大人になればすっと消えるわけではなく、その後の人生の生きづらさにつながることも多くあります。
さらに、ジェンダー平等がいまだ実現に程遠く、女性の性的客体化や性暴力を容認するこの日本社会では、”若年”の女性が背負わされる困難は深刻です。
こうした状況の中で、若年女性の生きづらさは、経済的困難、関係性の困難、精神的困難が複合的に絡み合っています。
なぜこの課題に取り組むか



困る前に、繋がろう。一緒に生きていこう。
旭川市は、首都圏に比べて女性支援の数が少ない一方、生活保護受給率も高く、女性の平均年収も低い地域。さらに北海道も都道府県別のジェンダーギャップ指数の格差の数値も高く出ている地域です。
どんな環境に生まれても、人間らしい、楽しさや余裕のある生活を誰もが送っていけるように。
生きづらさを感じている若年女性が、安全に暮らせる社会・安心して事自己実現できる社会の形成を目指しています。
なにかに困ったときに、「困ってるんだよね」「どうしたらいいかな?」と声をかけてもらえるよう、困る前や日常からの気軽なつながり/関係性をつくり続けることを大切にしています。
この旭川という街で、共に生きづらさを抱え生きていく仲間として女の子たちと活動を続けていきます。
寄付金の使い道



NO LIMIT 旭川(のーりみ)は、2020年12月に設立され、現在はメンバー4名、全員本業の傍らに活動をしています。
いただいた寄付金は以下の活動に使用させていただきます。また、今後の新たな活動にも活用させていただくことがございます。
▻現在の活動内容
(1)若年⼥性が安⼼して過ごせる場所を作る居場所作り事業(『のーりみラウンジ』『のーりみ資格取得部』)
(2)困難を抱えた若年⼥性に寄り添って話を聞く関係性作り事業(『のーりみラウンジ』『のーりみチャット』など)
(3)困難を抱えた若年⼥性の他の支援・サービスへの仲介/同行支援
(4)若年女性への日用品や食料の無料配布
(5)困難を抱えた若年⼥性を 早期に発⾒するためのアウトリーチ事業
(6)若年⼥性が抱える問題や現状を訴える啓発事業(イベント開催、講演会等登壇など)
(7)その他、⽬的を達成するために必要な事業