私たちの取り組む課題



人口増加率6年連続1位の流山市。
でも駅から少し離れると空き家やシャッターの降りた店舗、空き地もちらほら目立ちます。
私たちは、これらの遊休不動産を「眠ったままの資源」ではなくまちの新たな価値を生む宝として活用し、地域に新たな賑わいを生み出したいと考えています。
<空き家・空き店舗を再生し、まちの価値をアップデート>
▶シャッター店舗をリノベーションし、新たな交流拠点へ。
▶空き地をマルシェの場として活用し、人の流れを生む。
ただ建物を再生するのではなく、その場所に人と活動が生まれる仕組みをつくることが重要です。
<リノベーションの過程もまちづくりの一部に>
空間を再生するだけでなく、DIYや企画を通じて人が関わる機会を増やすことも大切にしています。
「得意」や「好き」を生かせる場をつくり、まちを面白くするプレイヤーを増やすことが、地域の未来につながると考えています。
なぜこの課題に取り組むか



流山市は、流山おおたかの森をはじめとした新市街地が注目を集める一方で、歴史ある既存市街地が時の流れとともに活気を失い、かつての風景が色褪せつつあります。
まちには、長い時間を積み重ねてきた建物や空間が残っています。かつての賑わいをただ懐かしむのではなく、この場所にしかないストーリーを再編集し、新たな時代の暮らしにフィットするかたちへとアップデートすること。それが私たちの考えるリノベーションまちづくりです。
古くなった建物や空き家は、決して「衰退の象徴」ではありません。そこに刻まれた歴史や記憶を受け継ぎながら、新たな使い方をデザインすることで、まちの個性や文化が息づく唯一無二の場所へと生まれ変わります。
さらに、夢を描く若い世代が挑戦できるフィールドを生み出すことも、私たちの重要な役割です。空き店舗やリノベーションされた空間が、新しいビジネスにチャレンジする人々の交差点となる。そうして生まれた価値が地域に還元され、次の未来へとつながっていく。
まちの風景を変えるのではなく、まちの未来の可能性を広げる。
眠っていた空間に新たな息吹を吹き込み、まちと人がともに成長する場をつくる。
それが、私たちがこの課題に取り組む理由です。
寄付金の使い道



皆さまからのご支援は、当団体の活動をさらに広げ、まちに新たな可能性を生み出すために活用させていただきます。
旧奥村診療所を拠点としたアイデア創出と実践の場づくり
現在の活動拠点である「旧奥村診療所」では、まちの未来を考えるアイデア会議「妄想会議」や、地域のクリエイターや職人がアイデアを形にするイベント「江戸川台Maker’s BASE 奥村診療所」を開催しています。寄付金はこれらの企画運営費として活用し、地域の人々が自由に発想し、行動できる場を広げます。
カフェを起点とした複合施設としてのトライアル活用
旧奥村診療所のリノベーションを進め、カフェやシェア本棚等を中心に「ものづくり」をキーとした複合施設としての常設運営を見据えています。
現在は、「江戸川台Maker’s BASE 奥村診療所」での暫定活用を行っていますが、今後は様々な形で実現に向けて取り組みます。寄付金は改修費や設備費、運営費として活用し、地域の人々が気軽に集い、新たな活動が生まれる拠点づくりを支えます。
プレイヤー育成・活動の周知
リノベーションまちづくりを推進するため、有識者を招くなど学びの機会をつくり、次世代のまちづくりプレイヤーを育てます。また、私たちの活動を広く発信し、より多くの仲間を増やすための広報活動にも活用させていただきます。