私たちの取り組む課題
ライチョウの保護と登山道の維持に取り組みます。
私たち「生命地域妙高環境会議」では、このたび「入域料」という取り組みを開始いたしました。妙高山・火打山に登山を計画されている皆様より、任意協力金として500円・もしくは1,000円を寄付していただき、ライチョウの保全活動や登山道の維持管理をより充実させていこうという取り組みです。
山を愛し、自然を慈しむ登山者の皆様からいただいたご好意を活かし、妙高の自然を次の世代に残していきたいと私たちは考えています。
なぜこの課題に取り組むか
「妙高山・火打山におけるライチョウの保護活動」「登山道の維持管理」は、これまで、主に国や地方自治体、山小屋などによって実施されてきました。
しかし近年、地球温暖化による生態系への影響はますます深刻化し、豪雨による登山道の荒廃など、新たな問題も発生しています。限りある人手と財源の中、妙高山・火打山の自然を守ることは、年々困難な状況になりつつあるのです。
寄付金の使い道
ライチョウの生態調査・保全活動
環境省と妙高市は、専門家と協力して妙高山・火打山のライチョウ生息状況調査を継続してきました。しかし、ライチョウの生息数は減少傾向が続いており、地域絶滅の恐れが生じています。近年では、ライチョウに不利と考えられる植生変化も発生しており、早急な対策が求められる状況です。
今回ご寄付いただいた協力金は、ライチョウが生息しやすい環境を取り戻すための植生回復をはじめとした生息環境保全活動に活用させていただきます。
登山道の維持管理
妙高山・火打山では、行政機関・民間団体の相互協力により登山道の維持管理を行なってきました。しかし同山域における登山道は非常に長距離に及び、豪雨災害等によって荒廃した登山道を復旧することが困難な状況です。登山道の荒廃は土砂の流出等の原因ともなり、登山者の安全のみならず地域の生態系にも深刻な影響を与えてしまいます。
今回ご寄付いただいた協力金は、登山者の皆様に安全かつ快適に登山を楽しんでいただき、周辺生態系への影響を最小限に止めるための登山道整備に活用させていただきます
【ご寄付いただいた方への特典】
〇木製キーホルダー
・笹ヶ峰温泉登山口・・・入域料の収受員がいる場合は「オンラインによる事前支払い」の証明を提示し受け取ることができます。(平日は登山口に設置してあるものをご自身でお受け取りください)
・燕温泉登山口・・・登山口付近「大日屋」さんにて、お受け取りください。
・新赤倉登山口・・・妙高高原スカイケーブル乗り口に設置してあるものをご自身でお受け取りください。
〇ライチョウバッジ
「オンラインによる事前支払い」時に入力した住所に後日郵送されます。備考欄に「火打山ピンバッジ」か「妙高山×YAMAPピンバッジ」のどちらかご希望を記入してください。(郵送には、最大1ヶ月程度掛かる場合があります)。
実施期間:令和6年7月1日(月)〜10月31日(木)
記念品(木札)受け取り場所:笹ヶ峰・燕温泉・新赤倉登山口の3箇所
時間:燕温泉登山口と新赤倉登山口の木製キーホルダーは、大日屋さんと妙高高原スカイケーブルの営業時間で受取できます。