私たちの取り組む課題
私たちは、横浜市青葉区から持続可能な地域と地球をつくるために、ローカルメディア「森ノオト」を運営しています。2009年の創刊以来、地域の人やお店、居場所や遊び場などのそれぞれのストーリーを、これまでに2000本以上の記事として送り出してきました。
記事の書き手は、そこに住む生活者でもある市民ライター。森ノオトのライター養成講座を受講し、ローカルメディアの発信の基礎を学んだ方がその活動を始めることができます。森ノオトライターのメンバーには大手メディア等でライター経験のある方もいますが、森ノオト編集部の約7割は、ライター未経験から取材活動をスタートしています。「自分の感じたこと」を軸に、等身大の言葉で丁寧につむがれる暮らしの足元の情報は、記事を読んだ誰かの一歩を踏み出すきっかけとなったり、地域の見え方を変えたり、遠くの出来事だと思っていたことが自分ごとになったり、そんな力を持っています。
そんな森ノオトライターの活躍の裏側には、編集者による丁寧な伴走があります。
毎月開く編集会議で、ライター自身の関心を掘り下げたり、「どんな記事があったら社会が良くなるだろうか」をチームとして企画を練ります。時にはライターの取材に同行したり、常に2人以上で原稿を校正し、一つひとつの記事が「そのライターが書く必然性」や「誰かの豊かさにつながるか」をポイントに編集しています。
なぜこの課題に取り組むか
なぜ森ノオトが時間や手間をかけて、市民ライターとともにメディア運営をしているのか? それは「自分で考えて主体的に動ける人」を増やすことこそが、地球環境問題の解決につながると信じているからです。そして、そうした市民ライターの等身大の言葉は、読者の誰かにとって一歩を踏み出すきっかけを与えてくれます。
寄付金の使い道
森ノオトは広告収入に頼らず、取材や編集業務などを、森ノオトサポーターの皆さまからのご寄付で運営しています。どこにもおもねらず、市民ライターの「表現の自由」と「発信することへの責任」を両立させることが主体的に地域に関わっていく人を増やすための方法だと思うからです。そして、多くの人に届くように、記事はウェブ上で誰でもどこからでも無料で読むことができます。とはいえ、この運営方針を継続していくために、他の事業で得た収益をなんとかやりくりしているのが現状です。
市民ライターの育成/編集業務費/サーバー維持費/ライター原稿料
皆さまからいただいたご寄付は、市民ライターを育成し、メディアを運営していくための以上のような費用に充てさせていただきます。皆さまからのご支援が、継続的にメディアを運営していく大きな力となります。よろしければ、森ノオトへご寄付いただけますと幸いです。寄付の方法はマンスリーサポーター制度「森ノオトサポーター」と「今回のみのご寄付」を受付ています。どうぞ、よろしくお願い致します。