私たちの取り組む課題
従来のお預かりや遊び中心といった内容ではなく、将来の就労や一人暮らしを見据えた各種プログラムを提供することによって、特別支援学校・学級に通う子どもたちが、卒業後の就労生活へスムーズに移行できるようサポートしています。
ハードスキル(パソコン、軽作業)だけでなく、ソフトスキル(コミュニケーション、ビジネスマナー、生活スキル)の習得にも主眼を置くことによって、社会人として必要な自立する力を磨いていきます。
プログラムの前後にはタイムカードを打刻、また一人ひとりのマイクレド(希望職種、習得したいスキル)を掲げた社員証を着用、帰宅前には日報を作成しながらその日の振返りを行う等、就労へのモチベーションを高める工夫を随所に取り入れています。
なぜこの課題に取り組むか
障害や病気を理由に自立する権利が左右されてはならないはずです(子どもの権利条約第23条※)。また自立に早すぎるということもないはずです。チャレンジしないことの方がリスクかもしれません。人生で一番吸収成長するこの貴重な時期に、様々な成功・失敗体験を積むことのできる環境を整えることが自立への近道ではないでしょうか。周囲の大人たちが子供の可能性を信じることから、未来への一歩が始まると考えています。
※子どもの権利条約第23条1項:締約国は、精神的又は身体的な障害を有する児童が、その尊厳を確保し、自立を促進し及び社会への積極的な参加を容易にする条件の下で十分かつ相応な生活を享受すべきであることを認める。(日本は1994年に批准、発効しました。)
寄付金の使い道
プログラムで必要な教材購入や施設運営費に充てさせて頂きます。皆様からの温かいご支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。