私たちの取り組む課題
■「ミライの学校」が取り組む社会課題
私達が解決したい社会課題は、「日本の子供達の自己肯定感の低さ」
■日本の子供達の自己肯定感について
●子供達の自己肯定感は本当に低いのか?
日本財団が2019年11月に発表した『18歳意識調査 第20回『国や社会に対する意識(9カ国調査)』の要約より 日本はいずれの項目においても9カ国の中で他の国に差をつけて最下位。
●反対に、日本の中でも自己肯定感が『高い』子供たちの特徴は?
「令和3年版 子供・若者白書」と「青少年の体験活動等に関する意識調査(令和元年度調査)」より以下の2つがわかっています。
(1)多拠点・複数コミュニティに所属している
(2)自然体験・生活体験が多い
なぜこの課題に取り組むか
子供たちの自己肯定感の低さは、チャレンジ精神・将来への希望の低さと相関関係にあります。若者の自殺率が他国と比べて高いことも否めません。
自己肯定感を高めることが、自らと他者の幸福を創造し、しなやかに生き抜ける次世代の育成につながるため、我々ミライの学校はこの課題に取り組むのです。
■日本の子供達の自己肯定感を高めるためには?
自己肯定感が『高い』子供たちが持つ経験を得る機会を増やすことが、まず最初の解決方法だと考えます。
(1)多拠点・複数コミュニティに所属する機会を設ける=居場所を増やす
→居場所が複数になることで多種多様なロールモデルを身近に感じることができる。一つのコミュニティでうまく行かなくとも、他のコミュニティに居場所があるので、コミュニティからの評価を過剰に気にしなくてよく、のびのびチャレンジできる。
(2)自然体験・生活体験を増やす=地方での暮らし経験を増やす
→新しい経験と達成経験、生活実感、外部(自然)と内部(自分)の視点の行き来が、生き物としての子供の潜在能力を伸ばす。
寄付金の使い道
先にあげた「子供たちの自己肯定感を高める方法」を実現しやすくするために、いただいたご寄付を活用いたします。
●【ハードル1】公立小中学校では、住民票のある学区域の学校にしか通学できない=コミュニティが単独になりがち
→【解消方法1】デュアルスクール(区域外就学制度)をより多くの自治体で導入し、地方暮らしを経験する家族を増やす
複数のコミュニティに所属しやすくする。
●【ハードル2】小中学生のいる家庭がデュアルスクールのような選択肢があることを知らない。各自治体で独自に情報を出しているため比較がしにくい
→【解消方法2】デュアルスクール類似制度を設けている自治体の情報のポータルサイトを作る
●【ハードル3】デュアルスクールの実現が受入側地域で困難な場合、希望の地域で学ぶことが難しい
→【解消方法3】「オンライン・デュアルスクール」の実現により、居住地の授業内容を受講し、平日・週末は希望エリアにて暮らしを堪能できる選択肢を設ける