私たちの取り組む課題
本来廃棄されてしまう髪の毛を個人や美容室から寄付していただき、資源として活用することで新しいサーキュラーエコノミーを促進します
①オイルマットとしての利用
寄付していただいた髪の毛をマット状に加工し、油を吸着するオイルマットとして利用する。石油由来の素材でできたものを使わずに、環境負荷の少ない状態で製作された素材を活用し、油流出の対策を行います
②水質改善やグリーストラップに設置することで汚水をきれいにする
飲食店や野外フェス会場のフィルターとして活用する事で、下水処理場の負担軽減や山川への油流出を抑えるのに役立てます
③都市部の店舗や商用施設の植栽への利用
土部分にヘアマットをカバーすることで、水分の蒸発を防ぎ、水資源の利用を低減することができます
なぜこの課題に取り組むか
日本における、年間一般廃棄物総排出量は4,167万トン(東京ドーム約112杯分)、
世界全体のゴミの排出量は年間21億トンにも及びます。
日本のゴミの最終処分場の残余年数は20年を切り、2040年前後にはごみを埋める場所がなくなる計算という切迫した状況にもかかわらず
日本のリサイクル率は20%と決して高い割合ではないのが現状です。
そんな中、2020年モーリシャスの日本船籍座礁事故のニュースで地元の人が髪の毛を集めて海に流出した油の回収作業を行っているニュースで
本来捨てられて「ゴミ」となる髪の毛が、新たな「価値」に変わり環境活動に活用されている事を知りました。
本来捨てられる髪の毛を、環境保全に役立てられる貴重な「資源」に変えていく活動に大きな可能性を感じ、
2023年12月には一般社団法人マター・オブ・トラスト・ジャパンを設立しました。
本活動を通じて、一人でも多くの人が環境問題、ゴミ問題を身近なものとして感じるきっかけとなり、
無関心でいられない、関心を持っていただくために活動しています。
寄付金の使い道
2023年12月に法人化し、本格的に髪の毛のアップサイクルに関する活動を行っていきたいと考えています。
髪の毛の活用範囲は幅広く、あらゆる領域に対応可能である素材であり、海外の事例を鑑みると利用用途も幅広くあります。
また全国26万件あるとい言われている美容室から廃棄される髪の毛を少しでも多く再利用出来るような仕組み作りをするために運営資金が必要となります。
ぜひ皆様のご支援のほど、よろしくお願いいたします。