私たちの取り組む課題
スリランカ農村部における深刻な教育格差と情報技術(IT)教育の遅れ
スリランカは高い識字率を誇る一方で、都市部と農村部の教育環境には著しい格差が存在します。
- 設備・機材の欠如
都市部の学校の約90%がコンピュータ設備を有するのに対し、農村部の小規模校では30%未満にとどまっています。
- 指導体制の不備
機材だけでなく、ITを指導できる教員や、そのための研修機会も圧倒的に不足しており、農村部の子どもたちがデジタル社会から取り残される「デジタル・ディバイド」が進行しています。
- 貧困の連鎖
教育、特にITスキルの格差は、将来の就業機会の格差に直結し、農村部の貧困を固定化させる要因となっています。
なぜこの課題に取り組むか
『教育の機会均等』を守り、農村地域の自立的な発展を支えるため
・将来の可能性を広げるため
近代化が進む社会において、ITスキルは就業に不可欠です。ハンディキャップを抱える小規模校の子どもたちが、将来の夢を諦めずに済むよう、基礎的なIT教育の機会を保障する必要があります。
・一過性ではない支援が必要なため: 物資の寄贈だけでは教育の質は変わりません。当会は10年以上の支援実績と現地パートナー(Authenticities Sri Lanka)との連携を活かし、機材提供とセットで
「教員研修」を実施することで、現地で教育が継続される仕組み作りを行っています。
・地域社会の持続可能性のため: 農村地域の安定はスリランカ全体の安定につながります。IT教育を通じて地域人材を育成することは、過度な都市流出を防ぎ、地域の持続的発展に寄与すると確信して
います。
支援金の使い道
IT教育の推進を主軸に、物理的な教育環境の整備も組み合わせた包括的支援
ご支援いただいた資金は、スリランカ農村部の子どもたちの教育環境向上のために大切に活用させていただきます。
当会はコロナ禍以前、主に校舎の補修や備品の購入など、物理的な教育環境の整備を支援の柱としてきました 。
今後の活動においては、現代のニーズに即した「IT教育の推進(パソコン寄贈・研修)」を主軸としつつ、長年続けてきた施設修繕・備品購入への支援も継続し、多角的に教育環境を支えていく計画です。
- パソコン寄贈と教員研修
学習用パソコンの寄贈 農村部の小規模小学校に対し、学習用パソコンを寄贈し、子どもたちが情報端末に触れる機会を創出します 。
現地教員研修の実施 単に機材を渡すだけでなく、現地会員等が講師となり、教員への操作指導や授業活用法の研修を行うことで、教育現場での定着を図ります 。
- 施設修繕・備品購入
教育環境の整備 設立当初より継続している活動として、老朽化した校舎の補修や、学習に必要な備品(机、椅子、図書等)の購入支援を行い、子どもたちが安心して学べる環境を整えます 。
・事業報告・広報活動 活動の透明性を担保し、さらなる支援の輪を広げるため、報告書の作成や広報活動を行います 。

